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第7話 休憩タ~イム

そんなこんなで漸く海の見える道の駅に辿り着いた。 「 よっしゃーっ!!海が見えたぞ~!」と叫んだ時には、さすがの尚も目覚めて「間違ってなかったんだ」と減らず口を叩いていた。 道の駅の駐車場に入る。 連休なので車が多くて何度かグルグル回る羽目にはなったが、運良く近くに停める事が出来た。 「よし、ションベン行くかな」 「ちょっと。下品な言い方やめろよ」 「お前も行くか?」 「まぁ、行くけどさ」 そうして車から降り立ちトイレへと向かう。 凄い人の数だ。 そんな中を歩き出せば、イケメンである俺に視線は集中するわけで。 尚よ。 俺の注目度を見て、改めて尊敬しろよ。 なんて思ってたら、尚は先にトイレへと入って行くところだった。 「 尚のヤツ…運転してた俺より先に行きやがって」 トイレで用を足すのに尚の隣に立つ。 「ちょ、何で隣に立つんだよ」 何で立ったら駄目なのか、分からん。 ついでに覗いて見ると、まだ出てる最中だった。 「しかも覗くなバカ!!」 「あ?別にいいだろうが…ってお前のチンコ久し振りに見るけど色白くて綺麗だな」 「なーっ?!」 尚が顔を赤くして、めちゃくちゃ叫んだ。 その顔は信じられないと語っていた。 …?…事実だろ?

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