7 / 41
第7話 休憩タ~イム
そんなこんなで漸く海の見える道の駅に辿り着いた。
「 よっしゃーっ!!海が見えたぞ~!」と叫んだ時には、さすがの尚も目覚めて「間違ってなかったんだ」と減らず口を叩いていた。
道の駅の駐車場に入る。
連休なので車が多くて何度かグルグル回る羽目にはなったが、運良く近くに停める事が出来た。
「よし、ションベン行くかな」
「ちょっと。下品な言い方やめろよ」
「お前も行くか?」
「まぁ、行くけどさ」
そうして車から降り立ちトイレへと向かう。
凄い人の数だ。
そんな中を歩き出せば、イケメンである俺に視線は集中するわけで。
尚よ。
俺の注目度を見て、改めて尊敬しろよ。
なんて思ってたら、尚は先にトイレへと入って行くところだった。
「 尚のヤツ…運転してた俺より先に行きやがって」
トイレで用を足すのに尚の隣に立つ。
「ちょ、何で隣に立つんだよ」
何で立ったら駄目なのか、分からん。
ついでに覗いて見ると、まだ出てる最中だった。
「しかも覗くなバカ!!」
「あ?別にいいだろうが…ってお前のチンコ久し振りに見るけど色白くて綺麗だな」
「なーっ?!」
尚が顔を赤くして、めちゃくちゃ叫んだ。
その顔は信じられないと語っていた。
…?…事実だろ?
ともだちにシェアしよう!