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第8話 セク、ハラ…か?

「とにかく見るな!!バカ!アホ!エロ!!」 尚がギャンギャン突っかかってくる。 そして便器になるべく体を寄せてチンコを隠そうと必死だ。 まぁ…見えてるけど。 インドア関係なくどうやら元から色は白い方らしい。 形はまだお子さまっぽく皮を被ってるし、大きさも太さも俺と比べると断然小さい。 まぁ俺と比べれば皆そうだな。 正直、その辺の奴等にも申し訳ないほどのビッグサイズだから仕方ない。 尚が童貞なのは確定とはいえ、普段オナったりしてねぇのかな? 皮とかこんなに被ってるもんか? 俺の周りのダチは皆似たタイプだから、もちろん童貞じゃないし、完全に剥けてるからチンコの基準がわかんねぇ。 「お前のって形も大きさも、小さい時と変わらんな」 「やーっ!!!」 尚が叫びながら出し終えたチンコを急いでしまいこむ。 「うるせぇな~」 余りの叫び声に顔をしかめると、尚が「バカ将人!!」と顔を真っ赤にして若干涙目で睨み付けてきた。 それから手を洗うとあっという間に怒りながら出ていった。 「なんだよ、尚め…」 気がつくと他の用を足していた連中から注目を浴びていた。 どうやら他の客にも会話を聴かれていたらしい。 俺がそちらを見ると、顔を赤くしてたりわざとらしく咳してみたり視線を外したり。 ある意味セクハラだったか? でもあいつのチンコがいけないんだから、俺は悪くない。 そう思いつつ手を洗ってトイレを出た。 「尚のヤツどこ行ったんだ~?店ん中か…?」 取り敢えず店内へ足を踏み入れると、そこは土産物を買ったりフードコートで食事をする観光客でごった返していた。 他の客より余裕で頭が突き出ているので、こういう時は便利だ。 けれど店内に尚は見当たらない。 「外か?」 そう思って店を出て視線を巡らせると、出店の近くに探していた顔を見つけた。

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