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第40話※告白

「クッ、尚ッ!」 パンパンと音が響く程に腰を何度も打ち付ける。 尚にキスをしながら、ひたすら腰を振った。 いつもは遅い俺も今日はもうダメだった。 「イクッ、お前の中で…ッ、ザーメン出す!!」 「ッ!!」 俺は今までに無いほどの興奮と快感の中で盛大に射精した。 脳がスパークする。 種付けする為に尚を押し潰す程、腰を密着させる。 分かりやすい程にドクドクと俺の玉からせり上がった精子が尚の胎内へと注がれていく。 いつになく長い射精に、俺も一回しかしていないというのに驚いた。 マジで脱力感ハンパない。 「尚、好きだ。これで俺の尚だ…」 俺は尚に熱くて深いキスをした。 最高に心も体も大満足だった。 「重い、痛い…」 「ちょっ、尚。…気持ち良かった、が先だろ?」 車の中で射精後の脱力感にふたりで重なっていると、尚が俺を押し退けようとしてきた。 「だって痛いんだもん。俺の穴、絶対に裂けてる!」 ブスッとした顔で文句を垂れる尚が、可愛く見えるから不思議だ。 「どれ?」 「ギャーッ!!何すんだバカ!!」 「ケツ穴チェック…裂けてねぇよ。むしろエロい、突っ込みたい」 素直な感想を言うと頭を殴られる。 汚いはずのケツ穴さえ、もう愛しさしかないとか重症だ。 トロトロと俺の精液を垂らしてる穴をスマホでパシャリ、それから尚の裸体もパシャリ。 「はっ!?やだよ、何撮ってるんだよ!?」 「俺たちの初めて記念日」 「そんなこと言うキャラじゃないだろ?!壊れちゃったの?!」 尚が信じられないと驚くが、俺も信じられないんだから。 「壊れてねぇよ。でも尚が可愛くて可愛くて好き過ぎるから、そういう意味では壊れたのかも」 俺は全力の自然から溢れる笑顔で尚を見つめ頭を撫でてやる。

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