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二人が言うとかなり説得力があり、納得してしまう。
もし、それほどの相手と出会えるならどれほど幸せか。
「ああ、でもももちゃんの場合、探す必要ないかもね」
「え、なんで?」
「はは、確かに。よーく見てみれば、このままでもええと思います」
「……はああ?」
思いっきりわけがわからないと言うような顔をしてそう言うと、二人に笑われてしまった。
*****
「探す必要ない、か」
二人と別れたあと、橙里は稜が勤めるレストランに向かった。美容室は定休日だがレストランは営業時間内だ。
店内には入らずに外で待っていると、目の前を一組のカップルが通る。
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