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「……出来ねぇならしなくてもいいけど」
「いや、いい。しないのは悔しいからしてやる。くっそー、恥ずかしすぎる」
そう言いながらまだ反応している稜の雄を咥えるために床に座る。
男のそれを咥えるのは女の仕事だと思っていたが、まさか自分が咥える側になるとは思わなかった。
稜のだと思うと不思議と抵抗はないが、これが別の男だったら絶対に無理だっただろう。
せめて、稜のことを気持ちよくさせたい。
橙里も何回か女にしてもらったことがあるが、それほど気持ちよくはなかったのを覚えている。
──でもなあ、やり方よくわかんないんだよなあ。
とりあえず咥えればいいと思ったので、手で掴んでからゆっくりと口に含んでいく。
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