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自分の身体にバスタオルを巻き付け、もうすぐ絶頂を迎えようとしたそのとき。稜のあの言葉が浮かんだ。
『……イけよ』
「っ、あぅ、ゃあ……っ!!」
そのまま自分の手の中に放つ。指にとろりとしたものが絡み付き、気持ち悪い感覚に襲われる。
二回目の寂しさに襲われ、大きなため息を吐いた。
「……寒い」
濡れた身体がかたかたと震えた。
早く身体を拭いて、稜に抱きつきたい。
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