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早く達したら楽になれるだろうに、達すると同時になにかが出たら恐怖感に襲われそうで、達せない。 そんな橙里の様子に稜もおかしいと思ったのが、少しだけ扱くスピードを緩めた。 「どうした? もうイけないのか?」 「違うっ、精液と、なにかが出そうで怖いっ……!」 その橙里の言葉で全てを察したのか、稜が悪い笑みを口元に称えた。 すると、緩めていた手を更にきつくし、より強く扱いていった。 「やあっ、りょっ……だめっ!」 「大丈夫だよ。出せ。怖くねえから」 稜が橙里の身体を強く抱きしめてくる。そのおかげで安心出来て、気が緩んでしまった。 それに付け込まれ、稜は橙里の弱いところを一気に攻めてきた。 先端や裏筋、根元を執拗に攻められて、我慢することが出来なくなってしまった。

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