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「はぁゔっ……ああっ────!!」 橙里が達するのと同時に、稜も達したらしい。稜が少しだけ眉間に皺を寄せ、息を詰めていた。 橙里の屹立からは白濁とは別のものが噴き出ていた。 「……潮か」 「はぅ……は……」 稜がティッシュで手を拭きながらそう言った。潮なんて、本当に気持ちよかったときしか出ないはずなのに。 自分の身体が淫らになっていくのがよくわかる。 ただ自分の経験が稜より少ないだけなのか、稜が上手すぎるのか。一番考えられるのは橙里が感じやすい身体だからということだが、そんなことは考えたくないくらいに参ってしまっている。 稜が横たわったままの橙里の身体を拭いてきた。橙里がやると申し出たのだが、稜はそれを無視して拭いていく。 「疲れた……」 「三回もイけばな」 「イかせたのはどこの誰だよ……」 「イったのはおまえだろ」 「っぐ……」

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