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「中身まで男前とか。つまんなー」 「……」 「幹さんいつまでそうしてんの? だいじょーぶ?」 「すっごいイケメンだったのよ……アタシ、掘られてもいいわ」 「うん。多分掘られないと思うから安心しな」 瀬島から優待券を受け取る。そこにはワインが無料で味わえると書いており、稜が選んだワインが無料で味わえるなんて幸せだろう。 幹がようやく立ち上がる。 幹が倒れてしまうのがわかるほど、微笑んだ稜は男前だった。 自分の容姿をフル活用し、武器にするところはやはり自分が男前だとわかっているのだろう。 「なんか、ももちゃんもすごい幼馴染を持っちゃったね」 「そうだね。我ながらすごいよね」 瀬島と二人、笑い合った。

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