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「えーこれめっちゃでかいんだけど……」
「俺のより小せえけどな」
「……」
「……」
「えっ、今日突っ込むの?」
「いや。一応小さめのアナルプラグもあるけど」
「アナルプラグとか……女にも使ったことないんだけど」
「俺もねえし」
稜がぽいっと投げたパッケージを手に取って見てみると、絶頂へあなたを導きます、とのようなことが書いてあった。
──しかも、男用ってがっつり書いてある。
AVにも実際に使用されていたらしく、その気持ちよさは結構なものらしい。
「ねーこれAVにも使われてたんだってー」
「……ふうん」
橙里が稜の太ももの上に頭を乗せ、寝転びながらそう言うと稜が大して興味なさそうに反応した。
部屋も温まってきた頃、稜が急にパッケージを橙里の手から乱暴に取り、部屋に放り投げてしまった。
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