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「……わかった」 稜がそれだけ言って、ふーっと息を吐いた。一体なにをされるのかと思っていると、おもむろに橙里の屹立を握る。 その感覚に、橙里は口を大きく開けて喘いだ。 「んあっ……んっ、やあっ!?」 後ろから強く突き上げるように嬲られながら、最も感じるであろうピンク色の屹立を握られる。 そこからはぐしゅぐしゅと淫らな水音が鳴り、橙里の喘ぎと絶妙な欲情を煽る音を奏でていた。 「ぁあっ……ふ、んんっ、んぅう……!」 「声抑えんな。聞かせろよ」 「あ……!? ああっ、あっ!」 少しでも抑えようと思って顔をベッドに押し付けると、稜に顔を上に向けさせられてしまった。 すると、苦しそうなのに感じた橙里の声が部屋中に響き、稜はさらに強く屹立を握る。 「あ……んっ、も、いくっ……!」 「っ……」 達しないように足をぐっと閉じると、稜が息を詰めた。どうやら今ので少しだけ感じたらしい。

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