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***** 「……それで。最近あのイケメンさんとはどうなんです?」 「……稜のことか」 率直に訊かれ、つい苦笑してしまう。気になる気持ちもわからなくはないが、せめてもう少しオブラートに包んで言って欲しかった。 どう、とはどうやって答えればいいのだろうか。 「普通じゃん?」 「そうですか。もうセックスしはったんですか?」 「……いや」 「え」 戸園が目を見開いた。その目になんとなく居心地が悪くなり、パンに齧り付く。 「僕、もうしましたよ。なんでしないんですか?」 「わかんねえよー……」 「大切にしてるんやないんですか? 好きだからこそ大事にしたい、みたいな」 「いや、僕はともかく稜は僕のこと好きじゃないと思うから」 「……え?」 「え」

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