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その刹那、ドアが大きく音を立てて開いて稜が姿を表した。白いVネックのシャツに灰色の厚手のカーディガンを羽織ったラフな格好をした稜が、近付いてきた。 橙里が下半身裸という状況に不審そうに目を眇め、それからすぐに橙里の異変に気付いた。 「……ああ、自慰してたのか」 「違っ、これは……」 「手伝ってやるよ」 稜が悪戯に微笑み、入りっぱなしの玩具に手を伸ばしてきた。丁度稜が掴んだ場所にスイッチがあり、稜が掴んだ瞬間にまた振動が始まる。 それは先ほどよりも強い振動で、橙里は媚びるように喘いだ。 「はぁうっ、あっ……やら、つよいっ……!」 「これ振動するのか……丁度いい」 稜が舌舐めずりをして橙里をベッドに押し倒しうつ伏せにさせ、尻だけを突き出す体勢になったところで強く玩具が押し当てられた。 ごりっと突き出た部分に前立腺を虐められ、感じたことのない快感に襲われた。 「はゔ、ぅっ……は、ああっ!」

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