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稜が、確実に照れている。
耳が少し赤くなっていて、そんな姿を見るのは本当に初めてかもしれない。
普段はクールなのに、実は人間味溢れた性格も好きなのだ。
稜に、嫌いなところなんてない。
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「ちょっ、ちょ……すとっぷ……ぅんっ!」
「無理」
「ふはっ……! だ、だから……心の準備ってもんが……ちょっ、舌! 舌入れてくんっ……んんーっ」
家の中に入るなり、すぐにキスをされた。舌を搦め取られ、なんとか逃げようとしても逃げられない。
性急過ぎる。
──この、エロ人間め……!
すると、心の声が聞こえたかのように稜はキスをやめた。
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