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気が付けば稜の方に尻がある体勢になっていて、ベッドに横たわっていた。
「なにやってんの!?」
「知らねえの? シックスナインって言うんだよ」
「……男にやるか? 普通……」
普段見られないところをがっつり見られていて、恥ずかしくなる。
もじもじしていると、稜が後孔に息をふっと吹きかけてきた。
「ひあっ!?」
「萎えたらどうすんだよ。ほら」
稜が頭をぐっと押さえつけてきた。見るからに萎える気配がしないのだが、あまり気にせずに口に再度含んでいく。
にしても、どうしてこういう体勢になったのだろうかと思っていると、屹立に強い刺激が訪れた。
「ふ、あぁっ!」
「ん、いい声」
「なにやって……!」
「仕返し」
稜が橙里のものを咥えたようだ。この体勢ならお互いに咥えることが出来るので画期的だとは思う。ただ、猛烈に恥ずかしい。
橙里も負けじと稜のものを咥えるも稜も橙里のものを咥えている為ままならない。
「んっ……ふ、ぁ……ん」
時々声を漏らしながらなんとか刺激を与えていくと、稜の先端から蜜が溢れ出た。声は出さないものの身体は快感に従順なようだ。
それを舌で掬い、飲み込む。橙里のものと比べたら蜜の量は圧倒的に少ないものの気持ちよくなってくれて嬉しかった。
「ふは……ん……」
「もう限界?」
「や、ちょっと疲れた……」
「おまえの口、ちっさいくせに無理し過ぎなんだよ」
「地味に大きさ自慢してね?」
「……」
「どーせ僕のはちっさいですよーだ」
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