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稜とするキスがとにかく気持ちよくて、橙里は必死に稜のくちびるに吸い付いた。 稜のくちびるは少しだけ厚みがあり、柔らかい。 橙里のくちびるも柔らかく稜のくちびると似ている。身体だけでなくこういうものの相性もいいのだろう。 「ふっ、ん……は、ぅ……」 「そう……もっと口開けて」 「んっ? ……あ」 口をあともう少しだけ開けるとより深く舌が入り込んできて、その瞬間下から思い切り突かれる。 「んんっ! ふ、んぅっ、ぅんっ!」 口を塞がれているから、口からはくぐもった喘ぎが漏れていく。口を離そうにも頭を片手で固定されてしまっているから離せない。 中をかなりのスピードで擦られ、それと同じくらいの勢いで舌も動かされる。 上も下も犯されているみたいだ。 「んっ……ふはっ、あ……んっ、あんっ、あうっ!」 やっと解放されたかと思うと、更に激しく突き上げられる。 酸素を求めて口呼吸をするのと同時に、絶え間なく寝室に橙里の扇情的な喘ぎが響いた。

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