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声が我慢出来ない。それほど気持ちいい。 なんとか我慢しようと、手の甲を口に当てて甘噛みすると稜に止められてしまった。 「声我慢すんな。聞かせて」 「んっ、やら……っはう! あっ、あっ!」 「ん、今の声いい」 「ぁう……んっ、ぁ! っう」 耳元で囁かれ、そのまま舐められる。橙里の身体中全てを喰らい尽くす勢いだ。 もう少しで達しそう。そう思ったのが稜に伝わったみたいに、蜜でどろどろになった屹立をぎゅっと握られる。 「あうっ!? んっ、あ……ふ、あっ!」 直接的な刺激に、身体がびくんと跳ねる。奥を擦られながら屹立を握られて扱かれると、頭がおかしくなってしまいそうだ。 橙里の口からは唾液が垂れ流れ、目からは大粒の涙が零れる。自分が女役になって、稜にこうされていることに身体がついて行けていないのだろうか。 「っはぅ……っん、あっ、ああっ!」 でも、こうして喘いでいるということは全身が稜を欲しがっている証だ。 ずっと繋がっていたい。 そんなことすら思ってしまうほどに、好きで好きでどうしようもない。

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