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欲情

「………… 」 悠は俺の飲んでいたミネラルウォーターを奪い一口飲むと、俺の隣に腰掛ける。シャワーに行くのが億劫に感じるのは、早く悠を抱いてこのモヤモヤする気持ちを払拭したかったからなのかもしれない。 悠の腰に手を回し、このまましてもいいか聞いてみた。 悠は黙って俺にキスをすると「別にどっちでもいいよ」と微笑んだ。 俺はそのまま悠のバスローブの胸元に手を滑らせ、首に吸い付く。 「んぁ……待ってダメ、久しぶりなのに……ベッドで……しよ 」 悠が強請るように俺に言った。 「なんだよ……可愛いこと言うんだな」 そう言いながら、お互いに貪るようにキスをしながらベッドへ移動した。 誰かを抱くなんていつぶりだろう…… 俺の前に悠を座らせ、俺は後ろから悠の胸元に手を入れた。 こちらを振り返り、キスを強請る悠の唇に舌を差し出すと遠慮がちに悠がそれに口付ける。 そういえば悠はキスが好きだったんだよな。 志音はどうなんだろう…… いちいち志音の顔が頭に浮かび、恥ずかしい気持ちになった。 勿体ぶって舌先だけ舐めるようなキスがもどかしく、俺は噛み付くように唇を重ね舌を差し入れる。俺は悠のはだけたバスローブの隙間へ手を滑らせ、硬く尖った突起を抓った。 「んっ 」 悠の首に舌を這わせながら両手で乳首を捏ね回すと、堪らない声を出しながら悠の首が仰け反った。 「後ろから弄られるの……感じる?」 耳元で囁くと、悠は切ない吐息でそれに答える。 内腿から手を這わせ、中心部に辿り着くと既にそこは硬く反り勃ち先端は濡れていた。 「………… 」 布の上から勃起したそこに触れ、耳を齧りながら硬くなったそこの形をなぞるように指を動かす。悠は堪らないといった顔で俺を振り返り、またキスを強請った。 四年前とちっとも変わらない。 悠の欲情した表情、頬や首筋が薄ら赤く染まるのも、何一つ変わっていなかった。その姿に俺も徐々に欲情し、体が熱くなってくる。 「まだダメ……もっと弄らせろ」 乳首を弄りながら、俺は悠の熱く滾ったものを下着をずらして緩々と握った。 「はぁ……あっ、あ……やっ、あ……」 悠の呼吸が荒くなり、その切ない吐息が俺の欲情を更に煽る。後ろから悠の顎を持ちこちらを向かせると、また深くキスを貪った。 「悠のここ……ぐちょぐちょになってる……やらしいな。気持ちいい?」 「はぁ……いやだ……陸也、ムカつく……」 息を切らし、そう言うと俺の方に体を向ける悠。 貪るようにキスをされながら、あっという間に俺は服を脱がされてしまった。 「早業っ……」 そう笑ってると舌舐めずりをしながら俺を見た悠が、俺のを咥えこんだ。 「んんっ……ん… 」 悠の舌が丁寧に勃起した俺のを舐め上げ、絶妙な動きで吸い付きながら上下する。 そうだ……こいつフェラ凄え上手いんだった…… 「ん……悠……俺、久々だから……うっ……加減しろよ 」 俺のを咥え込んだまま上目遣いで見上げると、悠は嬉しそうに「一回イっとけ…」と笑う。そのまま悠にスパートをかけられ、俺はあっという間に悠の口内に欲を吐き出した。 悠は満足そうに俺の出したものを手に吐き出すと「本当に久々だったんだね」と笑った。

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