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次の日の約束
「感じやすいんだな、志音は……」
そう言って先生の手が俺の腰から下へと下がっていく。
「んっ!……あっ、待って 」
すっかり熱を持ってしまったそこを不意に触られ、声が上がり体が跳ねた。
「……どうする? 爆発寸前?」
意地悪くそう言う先生に、俺はズボンを下ろされてしまった。
「下着汚しちゃうよ、志音のここ……触っていい?」
一々そんな風に言われ羞恥心が込み上げてくる。こんな所で先生に触れられてどうにかなってしまいそう。
「うん……てか、そういうのやめて……恥ずかしい 」
俺はいっぱいいっぱいでそう伝え、両手で顔を隠した。
下着をずらして先生が躊躇いもなく俺の硬くなったそこに触れるものだから、恥ずかしさで慌てて体を起こした。それでも先生の片腕で難なく倒されてしまう。
先生は俺のをしばらく緩々と手で扱いてたかと思ったら、徐にペロリといやらしく舐め上げた。
「志音、顔……見せてよ。声も我慢すんなよ…… 」
やだ。恥ずかしいよ。
顔を隠していた手を恐る恐るどかし先生を見つめると、これ見よがしに口を開いて俺のを咥える。
その間ジッと俺を見つめたまま……
恥ずかしさと気持ち良さで泣きたくなってくる。勘弁してくれ。
「ああっ……あ……あっ……やっ……先生、あっ……ん、やっ……やぁ…… 」
グチュグチュとわざと音を立てて先生が口で激しく扱いてくるのを、俺はどうすることもできずにただただされるがまま体を捩る。
もうダメ……腰が震える……そんなにしたらすぐに出ちゃうよ。
「やっ……やめ……やめて……ひぁっ……」
もう限界……
吐精感に襲われた俺は、先生の頭を思わず掴む。
「ほら、志音……イケよ……俺の口に出せって」
「あっ!………やだ、はぁ……やっ……」
先生の声に体が震えるのがわかった。そして我慢出来ずにそのまま先生の口内に吐き出してしまった。
ゴクリと喉を鳴らし俺のを飲み込むと、先生は俺の顔を満足そうに眺める。
「志音、気持ちよかった? 感じてる顔が綺麗でぞくぞくする……」
そして先生は俺の額に軽くキスをして、はだけたシャツのボタンを掛けてくれようとするから慌てて俺はその手を止めた。
「待って、先生のも……」
俺ばっか気持ちよくしてもらってフェアじゃない。先生にも気持ちよくなってもらいたかったからそう言ったのに、先生の体に触れようとしたら阻止されてしまった。
「いいんだよ俺は。今日は志音を満足させてやりたかっただけだから…… 」
俺の頭をポンポンと撫でながら着衣の乱れを整えてくれ、また先生はギュッと俺のことを抱きしめた。
「明日、文化祭終わったらお前の家に行っていいか?」
文化祭が終わったら次の日は振替で休みだ。
「……別にいいけど、今度は泊まってくれるんだよね?」
そう聞くと、先生はにっこりと笑って「もちろん!」と約束してくれた。
明日は先生とゆっくりできるんだ。そう思ったらモヤモヤしていた気持ちやイライラしていた気持ちがすっと消えた。
「楽しみにしてる……」
ちょっと照れくさくて、俺は先生の顔も見られずにそう言うのが精一杯だった。
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