159 / 165
エッチなのはお互い様
俺が驚いてるうちに、志音はマイペースに俺の上で腰を落とす。深く息を吐きながら、志音は恍惚な表情を見せ、俺の滾りを飲み込んでいった。
「んおっ……んんっ……あっ、ちょっと待って……」
「んっ……待てない……陸也さん、俺の中……気持ちいい? 」
囁きながら志音が妖しく腰を揺らす。
いつもと違う志音の雰囲気にやられそうだった。
「すげぇ、気持ちいい……ヤバいよ……ああ……志音」
俺の白衣をはだけさせ、シャツの下から手を這わせて乳首までも弄りながら腰を揺らす志音に、俺は声を出さないよう手の甲を噛み必死に耐える。
「んっ……先生、少しくらい……声出したって……大丈夫だよ……んぁっ……先生の……気持ちい…… 」
可愛く喘ぎながら、志音が俺の腕を掴んだ。
「こんなとこ……噛んじゃだめ 」
俺の首筋に吸い付きながら、更に激しく志音は俺の上で腰を揺らす。
「あ、あっ……んん……ダメだって……ん ……ちょっと……待てって」
俺は体を押し上げ、志音の腰を抱えてそのまま後ろに倒し片脚を持ち上げる。このまま志音のペースでされてたら堪んない。
「ひぁっ……やだ先生ダメっ! それ気持ちよすぎる……あっ……あぁっ!」
志音の体をうつ伏せにさせ、俺は後ろから自分の思うように突いてやった。布団に顔を突っ伏して志音がウンウンと唸ってる。
志音……背中から腰のラインも綺麗なんだよな。
そう思いながらそのラインを手で撫でると志音の腰がグッと反れた。
「あん……やだっ……やめて」
涙目で振り返る志音に俺はもう堪らなくなり、さらに激しく腰を打ち付け、あっという間に志音の中に果ててしまった。
あ……ゴムしてないじゃん。
あまりにも強欲だったとちょっと反省。グッタリとする志音から俺自身を抜き、後ろから抱きしめ志音の頬にキスをした。
息を切らしながら志音が俺を振り返り「先生のばか……」と呟いた。
なんだよ……
煽ってきたのはそっちじゃんか。
「ほら、ケツ出して…… 」
「……? は? なに? やだっ……やめて…… 」
志音が嫌がり俺から逃げる。
「いや、中で出しちゃったから……ほら、ちゃんと出さないと……」
志音を捕まえて、抱きしめながら後ろに手をやり強引にアナルに指を這わす。
「んんっ……なんかやだ……んっ……」
「やだって言ったって志音が勝手に俺のを突っ込んだんだろ? 俺が悪いんじゃねぇからな…… 」
赤い顔をして俺にされるがままの志音に睨まれる。そう、志音のせいだけじゃないよな。殆ど俺が悪かった……
「先生……まだ? もういいよ自分でやるから…… 」
「いや、あと少し……はい。これでいいかな?」
あとは自分でやるから、と真っ赤な顔をした志音は俺の胸に顔を埋め「ありがと」と恥ずかしそうに呟いた。
ベッドのシーツを見ると、結構汚れてしまっている。
「保健室でヤっちゃだめだなやっぱり。志音もまたイったんだね」
「……うん、ごめん。またイっちゃった。シーツ汚しちゃった……」
顔をクシャッとさせ困ったような顔をして、可愛く志音が笑った。
俺は服を整え、シーツを剥ぐ。
タオルをお湯で濡らして志音の体を綺麗に拭いてやると、照れ臭そうに俺を見る。志音もなんだか気まずそうに服を着直し、椅子に座った。
「先生……ごめんね。俺、調子に乗っちゃった… 」
俺はちょっとしょんぼりしている志音の所へ行き、キュッと抱きしめた。
「お互い様だな。学校じゃやめような。俺もちょっとやり過ぎた。今度からは家でじっくりしような…… 」
そう言って志音の額にキスして、そして廊下の様子を伺いながらドアの外出中の札を外す。
今は放課後、もう遅い時間だし……殆ど人もいないよな?
そう思っていたら不意に修斗君が顔を出したから驚いてしまった。
「センセ? ……結構声漏れるから気をつけなね 」
修斗君はそう言ってクスッと笑い帰っていった。
……志音の顔は見られてないけど、修斗君は勘が鋭いからきっとバレてる。
今度何か奢らないとな──
ともだちにシェアしよう!