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愛の爆弾4

◆◆◆◆◆ は、鼻唄歌ってやがるぜ! どうしたんだろう?こんな青天の霹靂みたいな事。 でも、キッチンに立つ浩志……… か、かっこいい。 後ろ姿だけでカッコイイとか羨ましいよ。 手際もいいし。作れるんだなあ。 じゃあ、何で今まで作らなかったのかな? 良く考えれば家事出来るのは当たり前だよな。 互いに1人暮らしだったんだし。 出来て当たり前かあ……… そう考えたら心が少しションボリしてしまった。 だって、何も出来ないと思ってたから。 俺がいないとダメ󾮠だって、勝手に思ってた。 世話を焼いていないと、ダメだって……… 何でも出来るんだ、浩志。 俺がいなくても。 ……………俺のばか!めっちゃ暗いやんか! でも、そうなんだもん。色々出来て欲しくない。 食べているアイスの味がしない。 「ミナミ、出来たぞ」 浩志に名前を呼ばれて顔を上げた。 優しい笑顔で俺を手招きする。 「う、うん」 テーブルについて、出された料理を見つめる。 美味そう……… フワフワとろとろのオムライスとサラダ。 見た目も美味しそうでスプーンをフワフワしたタマゴに突入させて、1口食べる。 あー!くそ!美味い! 「美味いか?」 ニコッと笑う浩志。 「美味い」 素直に答えると凄く嬉しそうに笑って、 「そっか良かった!」 なんて頭を撫でてくる。 あー、もう!浩志のばかやろう! さっきと違うのでモヤモヤが心に芽生える。 何でも出来やがって! 俺はこんなフワフワとろとろなオムライスとか作れないし! もしかして、浩志……俺が作る料理我慢して食べてたのかな? そんなマイナスが心を支配してきて、勝手にへこむ俺。

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