4 / 10

第4話

・・・・・・・・・・・・・・・ 「くっ……よもや貴様らの様な下等な人間ごときにっ!」 「ははっ!!良い様だな!魔王スマホ!!」 ロープの様なものに腕を縛られ、天上から吊るされた男。 彼はこの世界を恐怖に陥れた、魔王スマホである。 その魔王が今、勇者眼鏡によって倒されようとしていた。 「何故だ!何故、我の奥義『ブルーライト』が効かぬのだ!」 「それはな……俺にはブルーライト軽減の加護が付いているからだ」 眼鏡はどちらが魔王かわからぬほどの凶悪な笑みを浮かべ、スマホに近付いた。 「魔王と言えど魔力が尽きれば子供みたいなものだな。さぁどうしてくれようか」 眼鏡はスマホの顎に手をかけるとクイッと持ち上げた。 「くっ!貴様など魔力が回復すれば、すぐにでも殺してやる!!」 「ふふ…魔力が回復すれば?じゃあ試してみろ!おい!!充電器!魔王様は魔力をご所望だとよ!!」 眼鏡が声をかけると、後ろで事の成り行きを見守っていた充電器が前に歩みでた。 「ハイハイ…勇者様は人使いの荒い……チャージ!!」 「あああぁっ!!」 充電器が手を空にかざし呪文を唱えると、スマホを拘束していたロープから大漁の魔力がスマホに注ぎ混まれた。 「あぅ…あぅ…」 大きく口を開けよだれを垂らして痙攣するスマホ。 「おい、充電器。強すぎじゃねぇの?壊れちまったんじゃね?」 「仕方なくね?俺、急速充電だもん。雑魚なら一発ショートだけど魔王だし、平気でしょ?」 眼鏡は大袈裟に溜め息をつきながら、スマホの腹に蹴りを入れた。 「がはっ!!」 スマホの目に正気が戻り眼鏡を睨み付ける。 「ご所望の魔力のお味はどうだ?殺すんだろ?殺してみろよ」 「くそっ……殺してやる……」 ギリッと唇を噛み締めて正気を保とうと必死になるスマホ。 「ふん!その格好で強気なもんだ。充電器、可愛がってやれよ」 「ヘ?俺が先で良いの?」 「あぁ…俺はここで見物させてもらう」 そう言うと眼鏡は先程までスマホが座っていた王座に据わった。 「はははっ!魔王様は随分と淫乱みたいだぞ。見てやれよ眼鏡」 「んああぅ……ああ…ん」 充電器に服を破り取られ、無防備にさらされた孔を充電器の指で犯されている。 スマホのペニスがピクピクと揺れ、充電器の指から流れ込む魔力がスマホの抵抗する気力を奪いとっていく。 「可愛い声で鳴くもんだ…充電器の指はそんなに気持ちいいか?」 長い脚を組んで、頬杖をつきながら王座に寛ぐ眼鏡の姿は魔王そのものである。 「そろそろ、入れっかな」 充電器の指が引き抜かれ、心と裏腹にねだるようにひくつく孔に何の躊躇もなく、バックから充電器の雄芯が突き刺された。 「うあああっ!!」 挿入された瞬間に脳天をつくような魔力が駆け巡り、スマホの雄芯は白濁した液体を撒き散らした。 「はっ!入れた瞬間、トコロテンかよ!!さすが魔王様はレベルが違うな!」 蔑むような視線で射してくる眼鏡から目を背ける。 スマホがイったばかりという事など、気にも止めない充電器の抽送運動に立ったままの膝が震えだす。 「あっ、あっ、んあっ!はぁんっ!」 スマホは薄く目を開き、王座に座る男を盗み見る。 じっとこちらをにらみ続ける、眼鏡の視線が自分を犯してくる。 視線が刺激に、刺激が快楽へ変わる。あの目が、あの視線が、スマホの雄を刺激する。 「………」 眼鏡は立ち上がるとスマホの前に立ってズボンから男根を取り出した。 「え?眼鏡やるの?待って今すぐ出す」 「いや、構わねぇ」 眼鏡はスマホの膝裏に腕を差し込むとそのまま抱えあげた。 「マジで!?相変わらず無茶苦茶だなぁ」 スマホは訳もわからず混乱している。 「あんな物欲しそうな目で見られちゃ、期待に添えるしかねぇだろ」 眼鏡は充電器のモノが刺さったままのスマホの孔に自分のモノをあてると、無理やり押し広げてきた。 「っぐがあぁっ!」 スマホの悲鳴が部屋にこだまする。 「痛って!俺までいてぇよ!馬鹿っ!」 気にせず押し入ってくる、眼鏡のモノにスマホの肉がメリメリと音をたてる。 「っああ!!アグゥッ!がっ!あっ!」 「さすがだ。2本入ったぞ」 体はピクピクとひきつけをおこし、その目には何も映していない。 口からよだれを垂らして、男のモノを二本もくわえ込むその姿に魔王の風格は微塵もなかった。 「これ動けんの?」 「知らん。お前が出ていけ」 身勝手な二人の会話もスマホの耳にはもう届くかない。 「あぁ~もう、とんじゃってんじゃん」 「まぁ、こいつにとってはとんでた方が楽なんじゃね?だって………」 ――――狂乱の宴は始まったばかりなのだから。

ともだちにシェアしよう!