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第8話
俺の見ていた夢は、俺の前世の記憶だったらしい。
前世で、ユリウス王子は女好き……まぁ恋多き王子様だったらしいのだが『災厄の魔女』と呼ばれる魔女と火遊びをしてしまったらしい。
王子としては遊びのつもりだったらしいが、魔女の方は王子に本気になったいたようだ。
他の女性を部屋に連れ込んでにゃんにゃんしていた現場に踏み込まれて、呪いをかけられそうになります王宮警備騎士だった俺が王子を庇い呪いをうけたらしい。
協力な呪いを発動した事で魔力切れを起こした魔女は逃げ出した。
見た目には変わらないカイルだったが、呪いは確実に彼を蝕んでいった。
王宮の魔術師達も手を尽くしたが、魔女の力は強大だった。
剣を手にとる事が出来なくなり、部屋から出てこなくなった。
王子が彼の様子を伺いに行った時、彼は王子の目の前で自害した。
王子の剣で……
『世の中はエロで溢れすぎている』という言葉を遺して…。
………なんて辞世の句だ。
前世の俺……でも気持ちはわかるぞ。
俺もそろそろ気が狂いそうだ。
王子は敵かたきを取る為に魔女を捜した。
数十年かけて魔女を捜し出した。
王子は魔女に俺がかけられた呪いの全貌を問いただした。
彼が何に苦しみ、何を恐れていたのか……。
想像通りでした!まさに今の俺!何見てもエロい白昼夢に襲われます!!
しかも新情報!
恐ろしい事にもっと浸食が進むとよりリアルな感じに自分が犯され続けるらしいです!
一日中、脳内とはいえやられ続けるって、普通に地獄だね!自殺もするね!納得。
女好きの王子に脳内で男に犯され続ける呪いをかけるとは…魔女の嫉妬……恐ろしい。
「……この先、そんな未来しか無いなら…確かに死にたい……」
俺がポロリとこぼした瞬間、世界がぐるりとまわって背中に衝撃を受けた。
えっ?何この構図。
月雪に押し倒されています!!
両手首を押さえられ腰の上に乗っかられ身動きが取れない。
「死なせてたまるか!!脳内とは言えお前が他人に犯されるなんて我慢できない!!その為に俺はここにいるんだ!!」
「……っ!!……!!」
俺、只今セカンドキスを奪われている最中です。
しつこいくらいに口の中も外も舐められまくってます。
「あはっ!感じてんの和也…可愛い…ここ勃ってきてるよ」
腰の上に乗っかられているのでバレバレですね。って何で勝手に名前呼びに昇格してんの?
「月雪…何でこんな事するの…?」
流れが全然わかんないんだけど……。
「言ったでしょ?俺が呪いを解いてあげる…魔女からちゃんと聞いたから。」
「呪い…解けるのか?もうあんなの見なくて済む?」
「解いてあげるよ。だから俺とセックスしよう」
奴の頬を殴るはずの拳は、受け止められてそのまま手にキスされた。
いやらしいッ!この子いやらしいッ!!
「呪いを解く方法はね…現実世界でその身に男の性を受ける事……中だしいっぱいしてあげるから受け取ってね、和也」
ナニソノ、エロゲー、セッテイ………
俺が衝撃に固まっている間にズボンを剥ぎ取る早業。
下半身が無防備になって、迫る処女喪失の危機に、脳内で犯されていた彼らの姿が浮かぶ。
「やだ……恐い、痛いの…やだ……」
「和也、止めて欲しいなら、それは逆効果だよ。そんな怯えた目でみられたらもっと苛めたくなっちゃう。」
いつからそこに置いておいたのか、月雪は手を伸ばして教材の山の中から小さな段ボールを取り出した。
中身は……あ、それ知ってる。
ローションって奴ですね。
用意の宜しいことで。
「大好きな和也に痛い思いなんてさせないから安心して」
にっこりと笑顔でお気遣い頂きましたが、安心なんて出来ませんからっ!!
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