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第8話

診察室につくとすぐに診察が始まった。 「えーっと、とりあえず問診票の記入と体温を測ってもらえるかな?」 「はい。」 ピピピピ…… 「何度だった~?」 「ゴホゴホッッ39.7です。」 「うーん高いねぇ……」 「さてと。胸の音聞くか。」 (んー。やっぱり肺炎かもなぁ~) 胸の音を聴いた和田はほぼ間違いなく肺炎だろうと思った。 念のためにX線による撮影もした方が確実だろうと考えながら侑舞に質問をした。 「ちなみにだけど胸に痛みがあったり、苦しかったりする?」 「痛みは少し。息苦しさもある。」 「咳が出始めたのが4日くらい前か……。じゃあ次、Ⅹ線撮るから場所移動するよ。車イス用意させるからちょっと待ってて。」 「えッ!?別にいいよ!自分で歩けるから!」 「ダメだよ。熱だって高いんだから!ふらついて転倒して頭でも打ったらもっと大変なことになるでしょ?あと、あんまり大きな声ださないの!咳がひどくなっちゃうでしょ?」 車イスは嫌だが、和田先生が言ってることは正しいので大人しく従った。

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