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第10話

和田side ふぅ………。 「さてと、湊君に電話電話!」 侑舞くんは診察した結果肺炎になっていることが分かった。 入り口で会ったときに咳もかなりしていたし呼吸音も苦しげだったので、もしかしたらとは思っていたがそのまさかだった。 (気管支も弱いから注意しとかなきゃな) これから先の治療のことを考えながら湊君の携帯に電話した。 「はい、もしもし。」 「あ、湊君?白鳥総合病院の和田ですけど、今大丈夫かな?」 「和田先生お久しぶりです!大丈夫ですよ。侑舞のことですよね?」 「うん。侑舞くんなんだけどね、診察してみたら肺炎になってて念のために入院してもらうことになったから、着替えとかを持ってきてほしいんだ。あと書類があってサインしてほしい。」 「え!?風邪じゃなくて肺炎なんですか?」 「俺もまさかとは思ったけど肺炎でした。」 「そうですか……。とりあえず今は大学なんで一回帰って荷物持っていきますね。」 「うんうん。了解です。慌てなくていいからね!気を付けてきてね。」 「はい。連絡ありがとうございました。」 「いえいえ!じゃあまたあとでね。」 「はい。また後程。失礼します。」 (湊君は相変わらずしっかりしてるな。) 湊君との電話を終え侑舞くんを病室に移動させるために診察室へと歩き出した。

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