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第31話

熱が高いこともあって、今日は目を覚まさないかもしれないということで、とりあえず碧海と久我野先輩には帰ってもらうことにした。 「先輩本当に助かりました。ありがとうございました。碧海も侑舞を見つけてくれてありがと。」 「別にいいって!!!俺が勝手に言い出したんだしさ。」 「困ったときはお互い様だ。気にすんな。」 「2人がいてくれたおかげで何とかなったから。俺だけだったらパニックになってたと思う。」 「本当にあんま気にしなくていいって!」 「いえ、気にしますよ。」 「本当に湊は変なとこで頑固だね~。じゃあさ今度ご飯行こうよ!それでチャラにしよ。」 「頑固じゃないです。分かりました。詳しいことは後日決めましょう。」 「おっけ~。落ち着いたら決めよう。」 「はい。あ、碧海もなんか考えといてね。」 「えー?俺は別にいいってば。」 「だめ。俺の気が済まないからなんか考えて。」 「勝手だな!?今は思いつかないし何か考えとくわ(笑)」 「うん。決まったら教えて。俺ができる範囲のことにしてね!」 「分かってるよ(笑笑)」 「じゃあ気を付けて!」 「また明日にでも来るから」 「ありがと」 「おう!じゃあな。」 俺に手を振りながら2人は行きと同じように先輩の運転する車で帰っていった。

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