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第33話

「さてと!何にしようかな~。」 食堂は思っていたよりも広かった。 メニューも意外と多く驚いた。 「俺は天ぷらうどんにしようかな~。湊君は何にする?」 「えーっと、オムライスで。」 「オムライスね~!注文してくるから先に席に座ってて。」 それだけ言うと先生は厨房の方へ歩いて行った。 「あ、お金……。」 お金を渡していないことに気づいたが後で渡すことにし、とりあえず席に着いた。 「お待たせ~。」 暫く待っていると和田先生が料理をもってきてくれた。 「ありがとうございます。あ、お金払います。いくらでしたか?」 「いいよいいよ!俺の奢り!」 「でも…………」 「大人には甘えていいんだよ!ね?」 「ありがとうございます。ごちそうさまです。」 和田先生は本当に優しすぎるなと思いながらも、その優しさに今回は甘えさせてもらうことにした。

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