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第35話 キャミソール

 「ピンクのこれキャミソールって言うんでしょ?将生の可愛いお尻の縁取りみたいで良いね」  丈の短いその女性ものの下着は、ちょうど丈がこしが隠れないギリギリのながさで、綺麗に腰の周りを一周して、レースの花を咲かせてます。  「これは今日は脱がずにやろうね、今日は将生は男の娘だものね」  そう言われて、「あれ?本当は僕は男の娘だったかも?」と思ってしまいます。  縛られて出口がなくなり、苦しいはずの前も何だか快感にかわってきたような……なんでしょうね、変な感じです。  うつ伏せにされされ腰をつかんで引き起こされるました。多分カメラの前に僕の後ろは大きく映し出されてるのでしょう。でも、もう何も気にもなりません。  双丘を両手で掴まれ左右にぐぐと開かれました。あ、香月さんが入ってくるんですね。そう思うだけでお腹の底がきゅんとしてしまうようになりました。  痛い……そう思っていたのに、大量に垂らされたローションのお陰なのか、ずずっとすんなり奥へと入ってきました。  「ふあっ」  ゆっくりと挿れ出しされる度、ずちゃっと音がしています。  そのリズムに追い上げられて、声がとどめなく流れ続けていきます。  リボンはいつの間にか解かれいつでも絶頂に行けるはずが、決定的な山を越えてしまったようです。ただ、だらだらと透明なものが垂れているだけです。  「な、なに……これ…あぁや…あああぁぁ……んんっ」  奥を突かれ目の前の景色が歪みます。視界が狭くなり頭がびりびりと痺れてきました。  「あれ、トコロテンか。……やっぱり将生、天性だよね」  押し出されるようにとぷとぷと、吐き出される体液に自分でも驚いています。  後ろを押されて、前に出ていくなんて……。  ああ、だからトコロテンなんですね。納得しました。  いつまでも止まらない危ない感覚にとうとう僕も立派な男の娘になっちゃったのかもしれません。少しだけ不安になってしまいました。  「はい、オッケー」  遠くにぼんやりと聞こえてきたのは監督の声?多分そうですね。 [男の娘 おしまい]

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