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第47話 お化け屋敷
これは、もしかして逃げられないパターンですか?
それでも合意の上じゃなきゃ強姦になります。いくらこちらも男だとはいえ駄目です。
見れば見るほど、香月さんに似ています。つい見とれていて自分の格好に気がつきませんでした。着替えている途中だったので裸にするには好都合だったらしいです。
あっという間に女の子の顔に男の体がくっつけられたような姿になっていました。
「えーと、ジェフ。ストップ。えっと止めてください」
「語学力は自分の身を守る盾です」
そう言った高校のときの英語の先生。あなたは正しかったようです。
この語彙力では薄っぺらな紙ほどしか、役に立ちません。
それでも今まで、散々快感に慣らされてしまった身体は、気持ちとは裏腹に熱をもっていきます。もう、終わりだですね。多分既に体は喜んでいます。そう思っていたら的確に気持ちの良いところをつかれました。
「あ…んっ」
自分の声に驚いてしましました。それを合意の合図と取ったようです、一気に脚をつかんで開かれてしまいました。
「ちょっと、止めてください!ここは、大学ですっ」
どうするればいいのでしょう、こんなところで餌食ですか僕。
廊下を誰かが通る声が聞こえてきました、そこの廊下通るどなたか助けてください。
背に腹は変えられません。
「助けて!!!」
『なんか助けて…って聞こえなかった?』
『お化け屋敷の音声録音中。立ち入り禁止って書いてあるよ、ほらここ』
『あ、なるほどね。迫力あるわ』
行ってしまいました。えっ、翔太さん?張り紙までご丁寧に?
……そんな、もうアウトですね。
「あ……そ、そこダメっ…や…いやぁあ」
ぐりぐりと中を弄られ変な声が出てしまいました。
でももう完全に自分の身体も変化していて、駄目といいつつ誘うような声しか出てきませんでした。
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