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第54話 お化け屋敷
結局、騎乗位ですね、残念ながらメリーゴーランドではないですが。
「将生、上手になってきたね。ああ……本当に良い子だ」
褒められて伸びるタイプですから、頑張ります。でも気持ち良すぎて何が何だかわからなくなりつつあります。
「こ、香月さん、上に来てください」
「ん、メリーゴーランドが好きなんじゃ無いの?」
あ、的確に意味が伝わってましたか、恥ずかしいです。もう自分支えるのつらくなって来てますから、交代して欲しいです。
「じゃあ、後で本物に乗りに行こうね。そろそろ俺は限界なんだけれど、将生は?」
一生懸命、首を縦に振って意思を伝えます。
「んじゃこっちね」
ぐるりと天地が入れ替わりました、やっと背中をベッドに預け身体の緊張がとれました。
「んんっ……っは…あぁ」
奥まで届く……何がどこに?とは突っこまないでください。
あ、すでに何かは突っこまれてます。
「他に何がしたい?」
え、この状態で会話ですか?無理です。
「ねえ、まーさーき。せっかくここまで来たんだからさ、何してみたい?」
「ああ……も…っと…」
「それも良いけど、ここで終わりじゃつまらないでしょ」
いえ、とても充実していますから。もう少し集中させてください。あれ、動きが止まってしまいました。
「で、どこ行きたい?」
もう既に夢の国ですから、どこでもいいです。それより寸止めは、やめてください。頭の中で叫んでいますが、声にはなりません。
「この後、どこ行こうかなあ?」
話しながらぐっと奥を突かれて、大きく叫んでしまいました。
「お、お化け屋敷で……いいです」
さんざん人を焦らして楽しんでいた香月さんは、にやりと笑うと「OK」と、律動開始です。
あれ、ここお化け屋敷ありましったけ?ちょっと種類が違うようなきがしますが、まあいいでしょう。
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