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第60話 カエル
カエルの卵かつながったようなものがありますね。知ってます。見た事あります。撮影現場で。
でも使用法は知りません。知りたくないだけです。
ローション垂らしてますね?という事は入れるのですね。でも、もう後ろのほうは満席です。
「将生?漏らさないように栓しておこうね」
「栓……ですか?そのカエルの卵の繋がったみたいなやつがですか?」
「カエルの卵?面白い事言うね。これはね、ふふふ。どこに使うものでしょうか?」
え、クイズですか?クイズ?このタイミングでですか。あと入れるところって……前しかありませんよね。
「む、無理ですから。そんなもの使ったことありませんし!」
「ん?将生の初めて、また俺がもらうのは嬉しいな」
香月さんにはやっぱり僕の言葉は伝わらないようです。
まあ、いつもですけど。
いきり勃った大切なところからはさっきから何だか透明な液体がだらだらと漏れてます。これって栓をするのが正解でしょうか?かえってまずくないですか、押し戻しちゃっていいのですか。
でも優しく触られていつの間にか先っぽに冷んやりしたものが当たってます。
つぷって、入ってきます。あ、どこもかしこも僕には出口はないのですね。入り口のみです。
冷たいような気持ち良いような、痛いような。
「んんっ、い…た……い。……あ、っ、そこ……」
「痛いのも気持ち良い?本当に将生は最高だよ」
最高って……誰でも痛いのは嫌でしょう。
僕だって、痛いのは嫌なはず……なんですが。
あれ?き、気持ち良いような気がします。中でつんと当たってはいけない場所を探り当てられてしまったようです。コリっとした……ああ、もう口が閉じられません。呼吸も苦しくなりました。
「そ…こ、そこが、んん…あ゛…」
もう腰が揺れてしまっています。嫌だ、嫌だも好きのうち?違いますよねこれは。
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