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第48話

今日のメニューは豚のしょうが焼きとお味噌汁とほうれん草のおひたしだ。 ちなみにお味噌汁は僕のリクエスト。朔夜さんの作るお味噌汁は主食にしたいぐらい美味しくて大好きだ。 ほんと、こんなにも優しくてかっこよくて料理もできる男性を好きにならない人なんて居ないだろう。 「クレープは美味しかった?」 「うん!すごく美味しかった!お店もSNS映えしそうな綺麗なお店だったよ!」 「そっか。青春だねぇ」 今度は朔夜さんともクレープを食べたい。だけど学校から近いし、教師と生徒がプライベートで一緒にいる所を見られるのはとても不味い。朔夜さんと一緒に居られなくなることが一番嫌なので我慢する。 そういえば、朔夜さんの高校時代はどんな生徒だったのかな。今と変わらずかっこよくて勉強ができる優等生だったのかな。彼女も何人も居たりして、モッテモテの学生時代だったり.......。 うー、自分で考えといてすごく嫌な気持ちになってきた.......。考えるのやめよ。 「律、来週の土曜日って予定ある?」 「来週はないよ?」 「じゃあお出かけしようか」 「お出かけ!?いいの!?」 「いいよ。律と行きたい所があるんだ。楽しみにしてて」 いたずら交じりにふふっと微笑まれれば、誰もがノックアウトするだろう。 僕はノックアウトされた。何あの微笑んだ顔、最高、好き。 うわぁぁ!朔夜さんとお出かけ!!やったー!!!! 顔には出さないけど、心の中はお祭り騒ぎだ。嬉しい、嬉しすぎる。 僕と行きたい所ってどこだろう。早く来週にならないかな!! 向かい合って座る律がとても嬉しそうにしているのが見ているだけで分かる。本人は隠しているつもりだろうが、丸見えだ。 そんな所も可愛らしい。本当に愛おしい存在だ。

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