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第73話※

学校で話せない分家に帰ってから話せばいい、その安心感から肩の力が抜けてしまった。 今日は帰ってから如何に朔夜さんと関わらないで過ごすかについて頭が禿げるぐらい考えていた。禿げる前に解放されて助かったよ.......。 「でも困ったな。律にそんな事言ってたなんて。他に傷つくこと言われてない?」 「他.......大丈夫だよ」 「気色の悪い子」だと言われたけれど.......。あながち間違ってないだろう。他人から見れば僕は男が好きな気色の悪いやつだ。みんなに認めて欲しいとは言わない。受け入れて貰えない事もある。 その言葉に少しは傷ついたが、仕方のない事だと思う。 「ならいいんだけど.......。でも、何かあったらすぐに言うこと!約束だからね?」 「はーい」 一応返事はした。言うか言わないかはその内容次第だから全ては言えないと思うけど.......。 ふー、と力が抜けてベッドに倒れると上から朔夜さんが覆いかぶさってきた。 下からみる朔夜さんもかっこいい。色欲に濡れる瞳に吸い込まれそうで、目を瞑ると唇に暖かいものが触れる。 舌で唇を割って口内に侵入して、僕の舌を絡め取る。 朔夜さんはキスが上手い。僕の舌を吸ったり、歯列をなぞったり、上顎をなでたりと気持ちいいキスをされる。 少し勃ったおちんちんを隠したくて、体制をズラすと直ぐにバレてしまった。 首筋にキスをしながら、僕の股間に手を伸ばす。スボン越しにスリスリとされてもどかしい気持ちになる。 「キスで勃つの可愛い」 「可愛いくない.......、こんなの変じゃん.......」 「変じゃないよ。嬉しい」 ふふ、と嬉しそうに微笑まれ、キューピットの矢が胸にグサリと刺さる。その顔はダメだよ.......。 スルリと下着を下ろされ、すっかり元気になったそれがピンと小さく勃っている。 おちんちんを見られるのはやっぱり恥ずかしい.......。 耐えられなくて顔を手で覆っていると、おちんちんが暖かいものに包まれた。 手の感覚ではない。なに? 下を見ると、衝撃的な光景が目に飛び込んできた。 朔夜さんが僕のおちんちんを食べようとしている!!! 確かに僕の小さいしウインナーに見えなくはないけど!!自分で言って傷ついた泣きそう! とにかく止めさせないと!こんなの汚い!!

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