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迫る日
「...ユイ様...?」
「どうかなさいましたか?」
「いえ...式まであと数日ですが、顔色が悪いようなので…」
「...大丈夫ですよ。式さえあげれば、アリーナ様が後継者です。....式の後、でっち上げた証拠を突きつけます。」
「...でもそれでは、ユイ様も危険に...「言ったでしょう。アリーナ様は王になるということだけを見ていてください。」
「....でもっ....「もう時間がないのです。いいですね..?」
「....っわかりました....。それがユイ様の..望みなのですね…?」
「ええ。そうです。必ず果たしてください。わたくしは、アリーナ様の式の後、王と出かけます。その間にでっち上げた証拠を突きつけるよう、カルロス皇太子殿下にお願いしておきます。」
「...わかりました…。」
「...それでは、あとはカルロス皇太子殿下とお幸せになってください...。これが貴方様への最後の言葉です。」
ユイが部屋から出ていくと、アリーナは崩れるように泣き始めた
「...ユイ様っっ....あんまりですっ....ぅ...どうしてっ...ですか.....どうして他人のことばかりっ....」
アリーナはカルロスのそばで一日中泣き続けた。
そして式を迎えることになった。
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