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第8話
ついアイツを丸め込むような事を言ったが大丈夫だろうか
ハッテン場に行ったあの日、恋人に振られた
30歳の年下だった
会社の社長の娘と結婚をするからと別れを告げられた
俺は直ぐにわかったと返事をしたが実を言えば未練タラタラだった
その後、アイツに抱いてくれと迫られ金を貰って抱いた
元恋人よりも体の相性が良く正直に言えばショックで直ぐに元恋人の事が気にならなくなった自分に嫌気がさす
特定の奴を作らないのも嘘
愛したがりで愛されたがりなのはこの俺が1番よく分かっている
「ヤリチンなのは否定しねぇけどな……」
事実、優しくするのは心の奥底で真正面から愛をぶつけてくれるあいつに俺も絆されたんだと、思う、多分
「アイツなんで中学生なんだよ」
そんなことを言ったからといって現状が変わらないことは分かってるが言わずにはいられない
自分でもわかるくらい大きなため息をついて風呂から上がるとソファの上でケツ丸出しで丸まって寝ている姿
「ほんっと、ガキ」
どんなにこっちがモヤモヤ悩んでたとしてもコイツにはそんなの関係なくてもはや知りもしない
多分こいつはこれからも俺に真正面からぶつかってくるのだろう
「それが、数年後まで続いてたら恋人になってやるよ。」
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