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第4話
保健室のベッドは埋まっていたので、冷却ジェルだけ貰って、空き教室で勝手に休ませて貰うことにした。
エプロンを外し、ワンピースの前ボタンを幾つか開いて息をつく。
この格好は存外熱い。
世のメイドさん達はよく涼しい顔をして接客出来るもんだ。
休んでいると扉が開かれ……入って来たのは……。
「あぁ?まだ何か文句あんのかよ?腰巾着共はどうした?」
申し訳無さそうな顔をした前園が立っていた。
「……あ……いや、さっきの事、謝りたくて……」
視線があっちこっちとさ迷い落ち着きがない。
悪名高き男が、謝る?意外だ。
「別に、直接殴ってきたのお前じゃないし……仲間を仕切れないのはお前の……力不足だろうけどな……」
「可愛い顔して……厳しいな」
「は……?」
座る俺の前に腰を下ろした前園が四つん這いでにじりよってくる。
「その強い目に……惚れた。ごめんな……可愛い顔に痣なんて……謝罪と告白だけでもと思ったんだけど……こんな所でそんな格好で誘われると……」
誘ってねぇし!!
謝罪だけにしてくれ。
寄ってくんなと、手で突っぱねるとその手を掴まれた。
「おおおお……落ち着け…俺は男だ……」
前園の目がヤバい……。
「知ってる、女にこんなのついてねぇもんな……」
ぎゃあッ!!?
スカートの中に手を突っ込まれ、息子を握られた。
スカート、なんて防御力低いんだ!!
「やめろっ!!」
立ち上がろうとしてスカートの裾を踏んづけ転んだ。
全く、不便きわまりない!!
足首を掴まれて転がされ、あれよあれよという間に下着をはぎ取られる。
スカートを抑えて攻防するが、スカートの中に前園は頭を突っ込んできて、俺のナニを咥えやがった。
「やめ…や…め……いだっ!!」
体を暴れさせると思い切り歯を立てられ、目の前がチカチカする。
「暴れると喰いちぎるぞ」
息子を人質に取られ大人しくされるがまま、咥えられたまま、歯を食いしばって堪えている。
男なんかにいかされて堪るかと必死に射精感に堪えた。
「くっ……うぅ……や…め…」
膨らみが上下するスカートの中からジュポジュポという卑猥な音が響き、屈辱に涙が滲む。
何で俺がこんな目に会わなきゃいけないんだ!?
あれも、これも内田のせいだ……内田が悪い。
内田、殺す……内田、死ね……。
「……う…ちだ……」
俺が奴への恨みを口にしようとすると、前園の動きがビクリと止まった。
スカートをめくって出て来た金髪は、酷く慌てた様子で、
「ま…まさか…あんたの方が…内田さんの……」
その時、背後で大袈裟な音を立てて扉が開いた。
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