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あとがき・制作裏話
このたびは拙作「本日のディナーは勇者さんです。」を最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
作者の木樫 と申します。
おっと、アトリエブログやツイッターをご覧下さっている方々には違和感丸出しですが完結後あとがきなので真面目に猫をかぶっています。にゃーお。
ちょうど今日で連載開始三週間。
このお話が作者としても楽しく思い入れがあり、無事に完結にこぎつけられたことを非常に嬉しく思っています。
こちらのサイト様での執筆もこの作品が初めてで、初めの日は閲覧数も三十など、それを小躍りしながら喜んでいました。
それが気づけば多くの方に閲覧していただき、さらにはありがたくもリアクションやお気に入り、しおりまで嬉しすぎて溶けてしまいそうな反応をいただきました。
後半3章を書いている時がスランプ真っ只中で、それは今もかわりないのですが、そんなみなさまの一閲覧一いいね、すべてが私に活力をもたらしてくれました。
何度も唸りながら転げ回りましたとも。発作なので。
初めから考えていた〝シャルが恩人でも、勇者でもない〟という最後のタイトル全否定オチを執筆している時には、彼のメンタルが強すぎて「どうやったらもうゆるしてくれ、苦しい、辛い、誰か助けてくれと周りに頼るようになるのだろうか」と半ば意地で悲しい思いをさせましたが、読者様が更新とともにハラハラとコメントを下さったりして、スランプ中の励みになりました。
いやあノリがよろしい方で私も楽しく返信させていただいたり……。
そしてこのふたりが日々の癒しだとおっしゃってくださる方もいらして、「なにをおっしゃる。そんなことを言ってくれたり毎日更新すると誰かがみてくれる。それが木樫の癒し。故に木樫のほうが癒されている」と謎の対抗心を燃やすこともありました。なんでだよ。木樫さんはいつもそう。
実は長編小説を完結させたのは生まれて初めてです。いやお恥ずかしい限り。
長編とは、かくも思うとおりにいかないもので。
長く書いていると、もう彼らが私の予定通りには動いてくれないんです。
2章ラスト。
シャルは告白しないはずだったんです。
体だけでももらって、アゼルはそれから初めての恋に戸惑いながらも目が離せなくなる予定だったんです。
シャルがアゼルを好きすぎました。この攻め溺愛天然エロめ。
3章ラスト。
アゼルは付き合ってない予定だったし、もう少し迷って処刑直前ぐらいにようやく追いつき、シャルが自分にとっての掛け値なしの宝物だと気が付く予定だったのに、たくさん愛されて愛して、迷うことなくシャルがいなくなった途端本能で追いかけてしまいました。
犬丸出しでした。
泣きながら追いかけるワンコでした。
そして終章。
結婚する予定なかったです(本当になかったです)。
結婚しました。なんでだ。
いつだってキャラクターは意思と感情をもつものですね。
作者の想像なんて軽く飛び越えてお互いを愛してしまうこの二人が、木樫は大好きですぞ。
そしてアゼル100年童貞発覚のページにいくつかの「切ない」リアクションがついていたのが本当にツボでした。読者様のギャグセンスがすばらしい。アンド悔しい。
さーて。
長々とお話させていただき申し訳ない。
ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
このお話はここで完結です。
アトリエブログのほうで「ここでハッピーエンド完結か、そのままセカンドシーズンか」というものでいくつかいいねを頂いたので、潔く終わらせようと思います。
しかし同記事で、書ききれていなくて物足りない、ちゃんと付き合ってからのラブラブやサブキャラの恋愛、小ネタを番外編メインのストーリーオチありで続編を書こうか、とも言ったので、そちらをおいおい書き始めようかなと思います。
時期は未定ですが、近いうちに余裕があれば、やる。
こんなイチャイチャバカップルが続いてしまうあまり面白みのない内容になってしまうのですがな。
公開時は、またブログとツイッターでおしらせいたしますぜ。
もしまた読んでいただけることがあれば、その時はどうかよろしくお願いいたしますぞ。
ああウソですごめんなさい。
見栄を張りました。張りまくりだぜ。
続きを書いたら読んで欲しい。すっごく読んで欲しいぞ。欲望丸出しなのだよ。
こんな作者です。
本当に、最後まで読んでいただきありがとうございました。
素敵な三週間をありがとう!
木樫
▼次ページから番外編アリ。
・その他番外編集→本日のデザートは勇者さんです。
・イラスト集→木樫イラスト集&関連イラスト
とっちらかるのが気に食わないので分けて掲載しておりますぜ。
気が向いたら覗いて見ていただけますと、ハッピー木樫でございます(お辞儀)
▼3/8追記 続編「本日のディナーは勇者さんです。おかわり。」開始。
ここで閉じても問題なし、生涯愛し合う二人の新たな一幕としてよければまたお楽しみいただきたいですぞ。
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