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46話/むく
宍倉くんと抱き合って、お昼寝してた事を思い出したら、ものスッゴく恥ずかしくて堪らなくなって、思わずお湯に潜り込んじゃった。
そしたらスゴく暑くなっちゃって、浴槽の淵に寝そべって休んでいたら、なんだか頭がぼわ〜っとしてきた。
だんだん意識が遠くなっていくのが分かったけど、どうしようもなくて…。
ああ、また宍倉くんに迷惑を掛けちゃう…、ダメなポチでごめんね。
宍倉くんが僕の名前を何度も呼んでくれてるのを、薄れていく意識の中で聞いた気がした。
ねえ宍倉くん…。
目が醒めたら宍倉くんに聞きたいことがあるの。
どうして僕を抱きしめていたの…?
僕のお願いを嬉しいって言ってくれたのは、どうして…?
こんなに迷惑かけても笑ってくれるのは、宍倉くんが優しい人だからだけど。
だけど少しだけ、ホンのちょびっとだけでいいから…。
もしかしたら宍倉くんも、僕のことが好きだからだったら嬉しいのになぁ。
なんて。
僕は、夢うつつの意識の中で考えたりしていたんだ――
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