完結しました!「三都幻妖夜話 京都編」と、新連載「大阪編」と、ボーイズラブと私には深夜の急展開!?
タイトル考えるのが楽しくなってきました……
まずは完結のお知らせとお礼、続編の宣伝をさせてください!
拾われてきた大阪弁の美青年、その正体は人食いエロ妖怪だった水地亨(年齢不詳)が、京都のええとこのボンボンを魔改造する和風現代ファンタジー、「三都幻妖夜話」の第一作目「京都編」が無事完結できました。
「三都幻妖夜話(1)京都編」(完結)
BL専門の投稿サイトさんがあるんやで〜と聞き、思い切ってfujossyさんに初投稿したものの、Web小説の世界は厳しいんやで。誰も読んでくれへんで……というのも覚悟していたのですが、お読みくださる方々がいらっしゃって、温かいコメントやイイネや♡もいただき、ありがたいことでした。
この作品には続編があるのです。
どなたかお読みくださったら、続編も公開させてもらおうと思っていたので、アキちゃんと亨の物語の続きを、引き続き語らせていただくことにしました。
「三都幻妖夜話(2)大阪編」
です。どうぞよろしゅうお頼み申します!!
どんなストーリー展開かといいますと、
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平々凡々なボンボン生活を完全に破壊されるハッピーエンドののち、 出町柳の豪華マンションで幸せ♡同棲生活をするはずだったラブラブ♡な二人だったが、 思いがけない危機が二人を襲う。
「アキちゃん、こいつ美少年やないか!?」
かわいい後輩(18歳)が恋敵!? それじゃない!
アキちゃんが殺人事件の容疑者になっちゃった――!?
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幸せ♡ じゃないのかよっていう。
京都編→大阪編の期間の、幸せだった部分は割愛しました。
いや、そこ書かなあかんかったんちゃうか、な……? という反省を今になってしています。
でも大阪編ではアキちゃんと亨がもう他人じゃないな、家族だなという空気になっていて、それはそれでええなと思ってもいたり。京都編をお楽しみいただけた読者様には、続編をどう思っていただけるのか、作者がドキドキ・ハラハラの連続です。
読者様にはぜひ、アキちゃん亨ちゃんのお友達の立ち位置から、なんやそれっていう恋バナを聞く感じでお楽しみいただけたらと思います。ちょっと夫婦漫才みたいなんですよね。アキちゃんと亨は。ものすごく関西ノリです。
気に入っていただけるといいなあ……。
……といったところで、ブログねた「ボーイズラブと私には深夜の急展開!?」です。
本当に誰にも「あの続きどうなったの?」とは言われていません。もうええやろ。
でも語ろうかな。(チラッチラッ)(誰もいない)(聞いてよ……)
中2の私のそうでもない小説をBL読解してくれた☆の人に「いつかそういうのも書いてね☆」とアドバイスされた椎堂かおるは、やがてオタク産業に就職。コンテンツ制作の仕事で楽しいブラック勤務をする毎日。ルンルン。今日も終電までおうちに帰らないぞ!
その夜も私が自分のデスクで作業をしておりますと、後輩の可愛らしいアルバイト女子のコふたりが、手に手をとった感じでチョコレートを持ってきてくれました。
私は働く時チョコレートを内燃機関で燃やして活動しますので、チョコ持ってくる人は、私に頼み事があることが多いです。何か書けと、そういう場合に10円いれるみたいにチョコレートを口に突っ込んでくるのです。
生き別れになった双子の姉妹がたまたま出会ったみたいに仲良しな二人のアルバイトちゃんは、お絵かきをする人たちでした。いつもにこやかでお仕事だいすき。純粋そうで可愛らしいのです。
「「椎堂さん、私たち腐女子なんです(*^^*)」」
女の子たちは笑顔で声をそろえて私に話の切り出しからそう言いました。
ふじょし が あらわれた! 人生、二度目の出来事です。
「「アイ先輩から、椎堂さんは頼めばなんでも書いてくれるから、チョコレートを持っていけと言われました(*^^*)」」
アイ先輩とは私が新入社員になるまえの試用期間だったバイトのころからお世話になっている人でした。
そのときには仕事上のバディを組む形で、まあ普通に考えて頭があがらず、素の人間関係として出会ったとしても、たぶん普通に頭があがらなさそうな、かしこくて仕事ができる「っょぃ」女の先輩でした。
「「椎堂さんが書くキャラA(男)とキャラB(男)はデキてる♡と思うので、部活帰りに体育倉庫で竹刀突っ込まれていやぁん気持ちイイ♡ みたいな小説を書いて私たちにください(*^^*)」」
なに言うとんのや君ら。はたらきすぎか。
その女の子たちの目には、いつか中2のころクラスメイトの目の中に見たことあるのと同じ☆が! キラキラしている!!
「「あっこれチョコレートです(*^^*)」」
あっどうも。
アイ先輩は私のデスクと背中合わせにいつもいて、絵をかく人でした。その時も先輩は絵をかいていました。
「アイさん……お嬢さんたちああ言うてんのやけど、あれ何?」
私が解説を求めると、アイ先輩は背を見せたまま言いました。
「椎堂さん……。あんたに書けへんもんはない。何事も勉強や。物書き根性を見せてやれ☆」
アイ先輩は声優ボイスの持ち主だったので、最後のところはちょっと萌キャラ化してましたね。
「わかりました」
わかった言うたぞ! 次回に続く!(ほんまにか)