コンテスト作品2作目公開 +晩ご飯勇者シリアス地獄箸休め会話文

 

 

おこんにちは、五月病なのかどうも何をしても気がそぞろな木樫です。

 

今回はコンテスト作品の2作目をなんとなく書いてしまったので、こっそりと2作参加してしまうご報告(小声)

 

それも2作目は、密かにコンテスト作品は三人称と決めていたのに一人称視点で、現代ファンタジーという謎世界観。

ハチャメチャです。

 

書いたきっかけは、晩ご飯勇者本編があまりにもシリアス過ぎて書きながら泣くのが辛かったと言うもの。故に、内容はほのぼの甘々コメディ!

 

乙女魔王×マイペース勇者で、引越し先の対角線上の部屋に魔王が住んでた話。

ツンデレではなくデレデレだけど、初すぎて踏み出せない乙女魔王と、天然ではなく自由人な、イチャイチャよりまったりしてたい、付き合ってない二人です。

 

またアゼルとシャルとは違う魔王と勇者をお楽しみください。正直、もうコンテスト関係なく癒やされるために書いてたところはある(懺悔)

 

というわけで、

「対角線上の魔王さん」(https://fujossy.jp/books/11317)

よかったら覗いてみてください。

 

 

 

 

で!(大声)

 

この先はもう壊れ気味の作者がお馬鹿を補給してシリアスを書くために頭を空っぽにした、シャルとアゼルと魔王様のメタ会話文です。

 

晩ご飯勇者九皿目「エゴイズム幸福論」をご覧頂いてから、お馬鹿コメディが恋しくなった方のみどうぞ!

 

※色々ぶち壊れなので本当にご注意

 

 

「と、言うことでやって参りました。俺といつものアゼルと記憶喪失アゼルの、チキチキ☆シリアスブレイクトークショー。別名・混乱の会話文と書いてあるな」

「全くだぜ。画面があってもわけがわかんねぇだろうに何が悲しくて文字でそれを表さなきゃなんねぇんだ?ふざけてやがる」

「まぁそう言わずに、な?」

「……オイ、元の俺の膝にシャルが座ってるのはデフォルトなのか…?」

「うん?そうだな。基本このスタンスだな。ちなみにアゼルが仕事をするときはこれが一番ベストパフォーマンスを発揮する。なぜだろうか」

「そういうもんだからな。お前言っとくけど将来こうなんだぜ?まぁ将来っつか記憶戻ったらこうなるぞ。喜べ」

「喜べねぇ…ッ」

「んん…じゃあそっちのアゼルは、俺の膝に乗るか?」

「!?」「駄目だ」

「こら俺の膝を抑えるな、どっちもアゼルじゃないか。俺はどっちも愛している」

「そっそれとこれとは別だろうがッ!」

「いや、乗らねぇぞ(…ちょっとぐらいならまぁ、別にいいけどよ)」

 

 

━━本番開始

 

「では始めよう。俺は司会のシャルだ、不束者だがよろしく頼む」

「ゲストのアゼルだ。記憶ありの完全体だが、本編をあんまり直視してねぇ。冷静でいられる気がしねぇからな」

「ゲストの、魔王だ。ややこしいからな、俺は魔王でいい。別に、改まって見返すほどなんとも思ってねぇ。愛とかわかんねぇし…」

「あ?」

「あ?」

「こら。メンチ切り合うのはやめないか、せっかくの世界で唯一の同業者なんだからな」

「「(魔王一人だしな)」」

「ちなみにここでは暴力行為を禁止している。守らなければ、後で俺直々にお仕置きをするので、そのつもりでいて欲しい」

「チッ、人間風情にやられるほど落ちぶれちゃいねぇよ」←と言いつつ拳を収める

「うぁ、おっ、お仕置きか…むしろ有りだ、悪くねぇ…悪くねぇぞ…!」←言うことは聞くがお仕置きは寧ろされたい

「内容はどうしようかな…お仕置きなら、しっぺか?でも叩くのは俺も胸が痛い…ううん…」←考え事をしているので何一つ気づいてない

 

 

━━Q.天界王子について

 

「「興味ねぇ」」

「そ、そうなのか…?だいぶ相手はフラレた事を根に持っていたが、今も昔もアゼル達にとっては興味がなかったんだな…」

「当たり前だろ?大体誘いをかけてきたあの時は、なんでしこたま虐めてくる種族の国へ行かなきゃなんねぇんだって割と本気で理解不能だったぜ。俺が出会ったことのある天使ってな、なんでか全員高慢ちきで基本上から目線なんだよ。天族至上主義」

「まぁな。それに気付いてなくて本気で自分達を慈悲深い天使と思っているからな、全員狂ってると思って間違いない」

「なるほど、好感度は元々どん底だったわけだな。俺もメンリヴァーの笑顔よりは断然ライゼンさんの微笑みのほうが美しいと思うぞ」

「だろ?」

「…お前の事だからシャルが一番だとか言い出すのかと思ったぜ」

「?シャルは殿堂入りだろ。むしろなぜ他と比べられると思ってんだ、ぶっちぎりの尊さナンバーワンスマイルなのに」

「照れる」

「コイツ慣れてやがる…!(これに比べたらそりゃ俺の態度は氷河期真っ只中だろうな)」

 

「ちなみに今はどう思っているんだ?」

「…………」

「…………」

「俺が悪かった、この話はやめよう(二人分で二倍殺気が…)」

 

 

━━Q.魔界での一週間について(あまり掘り下げると暴れだす人がいるのでふわっと)

 

「…名前呼びがむず痒いんだよ」

「お前本当にわかってねぇなあれがいいんだろうが馬鹿じゃねぇのかわざわざ俺が呼ぶように言ったんだよむしろシャルだけの呼び名なんだよそれをお前拒否するなんてというかその後も含めてお前冷たすぎるだろお前を永久凍結してやろうか人見知りと疑心暗鬼拗らせてんじゃねえよわかるけど俺だからわかるけどでも俺じゃなかったら瞬殺してやるのにちくしょう何言っても自分に返ってきやがるだって自分だからな俺の罪は俺の罪だつまり俺が死ぬしかねぇ死んで詫びるしかねぇけどまだ死にたくない永久にシャルと一緒にいたい離れたくない辛い俺なのに俺じゃないのがもう意味わかんねぇつまり天使殺す」

「うん、結論までが長かったな」

「シャル、それ…苦しくねぇのか」

「はっはっは、ギチギチに抱きしめられるのも愛だぞ。俺は嬉しい、嬉しすぎてこのまま絞め殺されても構わない」

「(シャルまであの時の寂しさを思い出してポンコツ化してるぞ…)…わ、悪かったな…その、夜泣いてたとかも、知らなかった…うぅ…」

「うん?そんなことはいいんだ、俺が勝手に隠したんだ。静かに泣くのは特技だからな、アゼルはいつも俺を思い切り泣かせてくれるから知らなかったと思うが…」

「!そうなんだよ、その特技知らなかったんだよ…ッ!ぐうぅ…ッ俺の知らないお前がいるなんて我慢ならねぇ…!まず!勝手に泣くな!泣きたくなったら俺の、お、俺の胸で泣け!アホシャル、バカシャル!」

「(そこは照れるのか…わからねぇな俺…雰囲気作りが出来てないときに甘い言葉を言えねぇのか…?)」

「ふふふ、ありがとうな。お前も泣くときは、俺の胸で泣くんだぞ?ふふん、俺の胸は柔らか胸筋なのだ。…でもまず泣かせないように、頑張るからな」

「ぅぁあぁぁそんなこと言うなよかわいいだろうがクソ泣かなくても埋まりたい割と年中無休でな…ッ!(小声)」

「それにな、今ちょうど脱獄してるところ(269話参照)だから、俺もお前を泣かせたあの天使達に地獄だろうが追いかけて一発かましてやるからな。二度とお前に手を出す気にならないように、頑張るぞ」

 

「……ちょっと思ってたが、お前って本気でキレると口悪くなるのか?」

「!?そ、そんなことないからな?」

「キレられたことないからわかんねぇけど、天使襲来のセリフを見ると天使が来てから口が悪くなってるな。平静を装いつつも言葉の端々になにかとトゲがあるぜ。怒鳴り散らさないのがシャルらしいな、クックック…!」

「うっ、機嫌いいな…俺はちょっと自己嫌悪だ、頭に血が上って無我夢中だったからな…」

「暗殺者モードがな…死んでも殺すっていうもはや魔族じゃないかと思うくらいの過激さだっただろ」

「うっ、うぅ…!」

「クックックック…!」←本編初ガチギレが自分を苦しめたという理由で非常に歓喜している完全体アゼル

「(…コイツ本当は、物腰柔らかなのも演技じゃねぇだろうな…)」←疑心暗鬼の名残

「(ぐっ、キレると口が悪いのも、後先考えないノータリンなのもバレてしまったぞ…!…また嫌われたら嫌だな…)」←嫌いと言われるのがトラウマすぎる&自分以外の大切な人を傷つけられると静かに割とすぐキレる

 

 

━━Q.シャルが連れ去られたあとについて

 

「……………………………………………………………………………………………枯れた…のか…(虚無)」

「うぁぁ…っ、アゼルっこの世の終わりのような顔をするなっ、大丈夫だ!ちゃんとお墓を作って、また新しい鉢で育てよう?二倍大事に育てるんだ…!くっ…お、俺が全く気づかなかったばっかりに…ッ!俺のせいだ…!」←アゼルのいない執務室に行くのが怖くて近寄ってなかったのでうっかりしていた

「…………」←好きで忘れたわけじゃないのに罪悪感で死にそうな魔王様

「……俺とシャルの…実質子供なのに…植物を育てたのは、はじめてだったんだぜ…、……………慰霊碑を立てるか」

「あぁ、建てよう…!俺が悪かった…!お前の大切なものは俺の大切なものだというのに…!(涙目)」

「!、…………違う。天界が悪いだろ」

「天界ぶち壊す」

「あぁ、天界ぶち壊す」

「あぁあ待て待て二人一緒に出ていったら世界征服できてしまうから落ち着くんだ…っ!」

 

「…でもシャル、俺とガドはお前をさらわれて喧嘩までしたんだぞ?」

「天界ぶち壊そうか」

「ぶち壊すぜ」

「ぶち壊す」

 

〜三人とも天界をぶち壊しに行ったので強制終了〜

 

 

ぶっ壊れだったでしょう(震え声)

非常にメタい。頭空っぽ会話文の名に恥じないな。

 

ハッピーエンドにむけて目下尽力しています!しかしコメディ脳なのでシリアスを補給しすぎると筆が止まる現象中ですので、今しばらくお待ちください(土下座)

 

それからこれは私事なのですが、作品のコメントだけでなくツイッターのマシュマロにも感想を送ってくださりありがとう御座いました!萎れたしおしおの作者のやる気がどうにか持ち直していたのは、皆様のおかげです(嬉)

 

言葉でなくとも、リアクション一つでも通知1の文字が嬉しくて、閲覧の一つでも、誰か見たのか〜と頑張れるのです。今しばらく辛い展開ですが、男気番長な戦闘型ヒロイン(♂)シャルも足掻いていますので、のんびり構えてくださいね!

 

ではでは、長文を見てくださりありがとう御座いました!