設定・裏話③ W主人公

今回も、完結した『ラブ、大盛つゆだくで』の裏側を語っていきたいと思います。

第3回目となるこの企画。

打ち切りにつき……最終回です(笑)

 

その前に、お知らせから。*_ _))

表紙のイラストが自分の中で納得いくものではなかったので

あれから密かに修正させていただいておりました。

主に、牧さん。

何度目のアップデートだろ…。誰?

整形の範疇を超えて、顔面工事レベルで線から描き直しました。

美人設定なのでなるべく綺麗な顔というのと、

夜はえっちそうな感じにしてみたつもりなのですが、

どうでしょうか…。

↑の画像は、見やすいように逆光ぽく見える色はオフにしてあります。

例によってタブレットの画面をスマホで撮影、容量過多だったのでデータを圧縮済です。

圧縮アプリってすごいですね。サイズ変更も簡単だし、容量も一瞬で6.1MBが33KBに…。

(当方、前時代から生きる化石のため、現代のテクノロジーに感銘を受けました!)

あと、表情もにっこり牧さんにしてラブラブ感出してみました。(…のつもりがドヤ顔にしか見えない)

やはりこの作品の根底にあるのは、甘々かなと(*´꒳`*)

ちなみに鳴海くんの表情には、優しさ&執着が表情に込められています?

 

 

執着攻めって私本当に大好きなんですが、

好んで読むBL作品に執着攻めしかいないので

執着しない攻めってほとんど存在しないのでは?と思い始めてる今日この頃です。

 

……と、話が脱線してしまいました。

執着攻め、ヘタレ攻め、ワンコ攻め、年下攻めの要素は

My『攻め四天王』と言ってもいいくらいなので、つい熱く語りたくなってしまいます。

(最近はツンデレ攻めも勢力を増してきています)

皆さんは、どんな攻めが好きですか?\( *´ω`* )/

 

 

 

 

 

前置きが長くなってしまいましたが。

ここからは、「設定・裏話」のコーナーです。

↓こちらの作品について語っています。

 

『ラブ、大盛つゆだくで』 

https://fujossy.jp/books/17547

 

 

 

 

 

※以下、作品のネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。

 

 

※既読者向けです。

(全話読んでくださった方のオマケコンテンツです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■W主人公

 

最後まで読んでくださった方は気づいたかと思いますが、今作は主人公が二人います。

一般的には受けもしくは攻めからの視点で物語が進行していきますが、私はどちらの心理描写も深く掘り下げて書きたかったので、このような形にさせていただきました。

牧も鳴海も、色々ぐるぐる考えて、頑張ってるんだよーってのを知ってもらいたかったので…。

最初は牧を主役にストーリーが始まり、後半で鳴海の裏側が少しずつわかっていき、前半のあのシーンはああいうことだったのか、という発見もあったら面白いかなと。

 

 

■視点の切り替え

 

ページごとに受け視点だったり、攻め視点だったり切り替わったりしたので、読みづらいと思った方も多かったのではないでしょうか(´>ω<`)

どっちよりの目線で書くか、というのは、正直……気分でやっておりました。

自分がどっちに感情移入していたか、で書いてました。

読みやすさとか意識できなかったのは反省しています。

でも、後悔はしてません。楽しかったから!

ただ、基本は三人称視点で、回想編だけ一人称視点で進行というのは、現在と過去の区別をつけるためにわざとやらせていただきました。

 

 

■主人公による差

 

牧と鳴海、どちら視点かによって目の付け所も違っていたりします。

牧が主人公の場合、まず相手を観察するときに服装をチェックしています。

これはアパレル店員という職業柄、気になってしまうんでしょうね。

一方、鳴海は服に関しては興味ナシなんで、服よりも髪など別のところに注目しがちです。

美容師だからというよりは、コンプレックスがそうさせているのかもしれません?

また、地の文でも細かい差が生じていたりもします。

例えば、シャンプーのときに顔に被せるガーゼのことを

牧視点の時は「白いガーゼ」とざっくり表現しているのに対し、鳴海視点の時は「フェイスガーゼ」と正式名称で表現しているなど。

他にも、実は鳴海は育ちが良いという隠れ設定もあることから、牧視点より鳴海視点の方が少し文章の言葉づかいが丁寧だったりします。

ただ単に、牧がアホっぽいっていうのも影響しているかもしれませんが…(笑)

 

 

■牧という男について

 

『リア充アレルギー』を持っているため情緒不安定だけど、真っ直ぐな性格で、嘘がつけず、思い立ったら即行動の男前な受け。

作中ではハッキリと明記していませんが(そうだと臭わせる描写はあります)、

実は、本人も無自覚の隠れゲイだったりします。

今まで女性とうまくいかないのも、女は面倒臭いと思うのも、えっちがイマイチと感じるのも、

全部、牧の本当の恋愛対象が男だから、という理由があるからなんです。

けど、牧は無知なのでそういった恋愛があるとは気づかず、長い間、寂しい=「彼女欲しい」という安直な考えしか持てませんでした。

そして細かいことは気にしない大雑把な性格なので、男を好きになったことはあまり抵抗はなく、すんなり受け入れていきます。

けれど、今まで本気の恋愛をしたことがなかったので、どうしたらいいのかわからず戸惑い、鳴海に嫌われないようにと必死で足掻きます。

また自分に正直なこともあり、気持ちイイ鳴海とのえっちが大好きで、自分から誘うことが多いです。

「鳴海〜!セックスしようぜ!」と、まるで友達を野球に誘うかのようなノリで。

エロい受けって、なんかいいですよね…。

 

 

■鳴海という男について

 

誠実で、優しくて、恋人にはとことん尽くすタイプ。

作中でも、王子様と何度か呼ばれたりもしていました(笑)

けれど、恋愛に関しては慎重というか臆病な面があり、そのせいでチャンスを逃したり相手に誤解されたりと失敗ばかりしているヘタレです。

一言で言うなら、残念なイケメンですね。

彼は、一途をこじらせて、歪んだ愛情の持ち主。

牧が好き過ぎてちょっと病んだり狂気を纏ってしまうようなところも、執着攻めならでは。平常運転です。

そんな感情も含めて牧に受け入れてもらえたことで、鳴海は大分救われたんじゃないでしょうか。

普段は年上の牧にリードされっ放しですが、えっちは上手なのでベッドの上ではしっかりと攻めらしさを発揮しています。

今思うと、初めて牧とえっちできたときの彼の心情はどんなものだったのだろう…と感慨深いものがあります。

なんてったって、相手は「あの牧さん」ですからね。

あと、鳴海はむっつりスケベです。

余裕ブッこいてる攻めよりも、私はこういった一生懸命な攻めが好きです。

 

 

■まとめ

 

以上が、あとがきのようなものになります。

全3回に渡る独り言も、これにて終了です。

少しでも楽しんでいただけたなら、嬉しいです。

長々とおつき合いいただき、ありがとうございました!*_ _))

 

 

 

次回は、いただいたリアクションに捧げるSSでも書かせていただこうかなと思っています。

ネタを育てるため完結まで保留にさせてもらっていたのですが、その間に数本分溜まっておりました(!?)

たくさんのご反応、本当にありがとうございます♡

そして、お待たせしてスミマセン。

例のごとくショートストーリーはこちらのアトリエブログにて掲載予定です。

いつ更新予定かまだわかりませんが、

気になる方はフォロー等お気軽にどうぞ(*・ω・)*_ _))

よろしくお願いします.。*゚+.*.。