【絵の話】BLF 毟り落ち、羽撃く。 表紙絵

 ちわわわ。

 で、新しい創作は4話くらいで終わらせようとしていたのにもう8話です。4話で恋愛なんざできねぇんだよ!!!っていう謎の理論かまして長くなりました。攻 meets 攻が好きなんですけど、わたくしが「一目惚れ」というかそもそも恋愛について懐疑的なのですが、そんな短い時間で相手の何が分かんだよ!と思ってしまうので…

 恋愛をしたことがなくても恋愛小説は書けますが、ろくな恋愛経験がないと記号的な恋愛しか書けないんですよ、少なくともわたくしは。暴力・思想・乜ッ勹スがなければわたくしの中で恋愛には発展しない。

 

 好きな人には暴力を振るう、そもそも恋愛とはなんだ?、こいつとはセクースできるのか?(または克服できるのか)という点で。

 

 で、近況。

・業スーの1kg豚肉と1kgもやしを完食→朝はココア(激甘)、昼に米なしで豚肉ともやしにたくあんを和えたもの、夜に米と焼くだけハンバーグという生活に+命のマンマホワイトで情緒はとりあえず概ね安定。あと焼くだけハンバーグ1つと大量の刻みたくあん、未開封で冷凍とんかつもあるのですがまさかの「揚げるだけ」ということは加熱されていないことに気付いてしまい、揚げたくねぇ~ということで揚げ焼きにしようと思ったら油がほぼない。マヨネーズでイケます?

 

・鉛筆えち絵練習でまた不安をこじらす→立ちバックの絵なんですけど、参考にしたAVのスクショをパクってしまった!と思ってしまい、立ちバックで大体凹役が何かにしがみついて凸役が腰掴んで密着してるって感じでいいんですよね?「立ちバックで絵を描け」といわれたら大体こんなもんで?自分の中のストーリーはこうなの!って感じであくまでポーズの参考にしただけというつもりなのですが不安になってしまった…AVソムリエに「これは〇〇作品の何分何秒をパクっています!」と言われたらどうするべ…と。AVソムリエ絶対いるだろ。軟体動物の異形モノじゃなきゃもう何もできねぇぞこれ。もう自己弁護の怪物になってしまった。まぁやります。「うるせぇ参考にしたんだよ」とばかりに。

 

・人間は「3」と素数が大好きなので(クソでか主語)3つ箇条書きにしようと思ったのですが上2つが長いので終わる。わたくしは3好きですけどコンプこじらせてる愚兄にまつわる数字なので3が嫌い。嘘です、好き。いや好きとかないけど。

 

 

 

 

 で、絵。懐かしいぞまさかの2年前。ヘラったときはドストエフスキーが効く。同時にドスエフ読んで頭がおかしくなった感もある。ノートルダムドパリは作者の薀蓄が長い。登場人物ほぼ8割死亡はアツいけれども。

 

 後半、ガキを産んだこともない・育てたこともない奴が偉そうに語ってら(笑)というところがありますが、胎生がクソきもくて性嫌悪で反出生主義の傾向があるので(両親との仲は良好)ガキ作りません。

 「(産めない体質・事情があることは考慮しつつも)子供産んだことないからやっぱり〇〇(わいさん)ちゃんは甘いし世間知らずだよ」とよく言われますが、親になっちまった故のある種の残酷さとは向き合いたくないですね。

 

 自分と違う思想・違う価値観を持って反発してくる別個体とかムリムリの無理ンゴだしDQNネーム付けるし、モラハラ気質あるし、「血が繋がってる=所有物→暴力を振るってもいい」というのが理性とは別のところに染み付いているので…

 素晴らしい親に育てられたつもりなのですが、こういうろくでなしもたまには精子競争に勝つんですよ。


(2018年11月)

原画

 商業BL的な解釈だと右が受っぽいです。何なら左も。受っぽい攻が好きなんですよ。そしてどちらも肉体関係とまではいきませんが左は攻傾向、右も攻傾向です。

 左の人はストーリー的には悪役になってしまうのですがその思想は慈悲深めというか。モデルはノートル=ダム・ド・パリのエスメラルダとカラマーゾフの兄弟のアレクセイ。

 ちょっと意味不明な話になるのですが、根幹は2人とも同一個体です。テレビゲームでいうとプレイヤーは1人なんですが使用キャラクターは2種類、みたいな感じで。同胞というよりも同個体というか。人間と棲むカミサマ()と人間の様子見てこいやwなカミサマ()というか。

 人間好きピvV→好きピを人間に殺されたから人間許さんシネ!みたいなのが左で、人間ろくでもねぇやシネ→人間捨てたもんじゃないンゴ!人間守ったるわ!が右。左の好きピというか家族愛的な意味合いで養父が死んだのですが、養父を殺したのがクマやサメだったなら或いは話は別だったのかも分かりませんね。


 時間軸的にはシリーズの一番最初。ナンバリングするなら0。ビギニング。故に4作目、名前的には5作目に出てくるリーネア=ポアン大聖堂は左の子を受くんを死者婚?幽婚?冥婚?鬼婚?陰婚?させたみたいなことになっているというおそろしい裏設定があります。

 受を「憎み合っていても好きな人の腕の中で死なす」っていうのが着地点で書いた。恋愛感情・片想いに幻想を抱き過ぎている節は正直ある。


 表紙でよく見ないとキャラクターが隠れていることに気付かないっていうのが好きでよくあるサイズのサムネだと左の人がちょっと隠れ気味になっているようにしました。別にわたくしの絵をよく見ろ!って話ではなく、消費者側に回っても「パッと見分からんけどよく見ると実はいたんだ!」みたいなものに激烈的衝撃感情《エモーショナル》を覚えるので。3文字にするなら激エモ。2文字に凝固するなら感慨。身近な表現でいうとヤベェ。


 色を塗りすぎる傾向にあるわたくしにとってリーネア様(右の人)は気付くと塗りすぎてしまう。アルビニズムの人みたいに色素がないとかではなく、ガチで人間の肉感とは違うって感じで血と肉の色素云々ではなく白いので。赤い鼻血を出したのは人間に好意とまではいかなくても関心を抱いてしまったからなのかもしれませんね。

 愛情とは吸収と相手との平均化ですよ。さらには子を愛する親になるということは世間との平均になるということです。どんな面白いやつもクソつまらなくなるということです。おそろしい話ですよ。は?平均がクソつまらないと思っているやつはただの保守派でしかない。それに親こそ、日々、子の成長というもの目の当たりにする。たとえ子が成人していても、血が繋がっていなくても「親子」「家族」という概念の元には「同じ枠」であるはずなのに価値観の違いや体質・嗜好・思想の違いと向き合わされることになる。


 
2020.3.2