完結しました「恋するハソラン ～Shall we dance?～」
おかげさまをもちまして、本日完結いたしました。
「恋するハソラン ～Shall we dance?～」
https://fujossy.jp/books/20840
☆「第二回小説大賞・春」に参加しています。
完結するまで取っておいてくださった方、よろしくお願いします。お楽しみいただけますように。
最初から追ってくださっていた方、ありがとうございます。明日になりますとコンテスト終了まで修正ができなくなるため、本日は朝から誤字脱字・表記の統一でちょいちょい修正入れてました。更新通知でうるさくしておりましたら申し訳ありません。
「恋するハソラン」のオリジナルバージョンの初出は、2019年9月でした。一万字に満たない短編で、その後、電子書籍化を経て、薄い本にもしました。薄い本は本当に薄くて、A5判にしてわずか16ページですが、「中綴じステッチ」という製本方法で作られておりまして、印刷業者さんが一冊一冊ミシンで仕上げたものです。これが私にとっての、初めての「紙の同人誌」でした。(残り一桁となりましたが在庫ございます。ご興味持っていただけた方は私のTwitterの固定をご覧下さいませ)
オリジナルバージョンは全年齢対象のほわほわしたストーリーで、ラブ度も控えめでしたが、薄い本にした際には後日談の小冊子をつけ、すこーしだけラブ展開が進みました。少しだけですけど(笑)
そこから大幅に加筆をし、今回の「恋するハソラン ～Shall we dance?～」と相成りました。
オリジナルバージョンに比べると二人のラブは結構進んだと思うのですが、同時に世知辛い話も増えて、だいぶお役所的な仕上がりになっているかもしれません。
ネタバレは避けますが、私は終盤の草平の「選択」が必ずしも(草平たちと同じ立場にいる)すべての人にとってのベストだとは思っていません。また、読む人によっては私個人の政治的思想を感じ取り、「せっかくフィクションならではのラブストーリーを楽しもうと思ったのに」としらけてしまわれる方もいらっしゃるかもしれません。でも、私は「今の状況でしか書けないハピエン」として、書いておきたかった。そういう気持ちで書きました。現実社会が「こんな『あたりまえ』のどこがハピエンなの？」となればいい、という願いを込めて。
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