反省会!!!

他サイトの話題で申し訳ない。

BL創作サイトBLove主催第1回中編小説コンテストの結果が出ました。

「さよなら僕のサードマン」はありがたいことに優秀賞を頂いたみたいです。

ということで反省会をします。

 

 

・BL濃度低過ぎたよね

いやマジで反省。BLを読み始めたと思ったらオカルトホラーが始まったところまでは良かったと思うんですけどこっくりさんを物理除霊するまでずっとオカルトホラーが続いてしまいましたね。

私も書いている途中「やばい…これBLじゃない…」って自覚はあったんですけどどうにも舵取りがね…恋愛というステップに進むにはエクソシストがこっくりさんをどうにかしなきゃいけなかったもんでね…何それ本格的にBLじゃない…

そもそも他のジャンルの小説に恋愛が混ざってるのが好きなんですよね。恋愛主題にするの難っ

人間は生活しているわけで…恋愛より大事なものがあるという考えから抜け出せなかったのかもしれません。次はそういう天秤の采配を書くのもいいのかも。

BL的に美味しい展開や設定をもっと意識した方がよかったのか…こういうこと延々と考えてるとこだわりが過ぎて客が全然来ない個人経営の料理屋の主人になったような気がしてくる。

 

 

・細かい粗がすごいよね

すごいね…! BLove版の烏丸さん名刺2回渡してるし! 脈絡もなく北鹿渡家の火事の新聞記事出してくるし。

あと逢沢先生がサードマンの話し出すところも大分唐突…

あとは新美と母親(もしくは家族、重要他者)との会話をもっと入れた方が良かったかも。焦り方がすごい。

 

 

・登場人物の魅力のなさ

私はシチュエーションから先に物語を作り始めるので登場人物ってそこまで重要視してないんですけど見事に裏目に出たような気がします。

私個人は物語の方が人間より強いと思ってますけど世間的には魅力的なキャラクターが求められてますよね。いや漫画じゃないんだからそんなに濃いキャラクターいらなくね?とは思いつつもたしかに味付けが物足りなかったのかもしれません。

新美も主人公なのにあんまり動いてないなあとか。新美の認知が歪んでいるからこそ映える物語ではあるんですけど、認知が歪んだままの人間を大きく動かす決断が必要だったのかもしれません。

烏丸は烏丸で、過去に○○された経験から出る言動をもっと意識すべきだったように思います。○○も冒頭の初手こっくりさんもすっごい行き当たりばったりで思いついちゃったから…そんなんばっかりやなこいつ…

プロットは一応立ててるんですけど結局毎回違うこと思いついて尻拭いに追われるパターンを繰り返してしまいます。破壊しながらでないと進めない悲しきモンスターすぎる…あと純粋にプロットの立て方が下手すぎるのか。

進め方はいいとして推敲の仕方に問題がある気がします。自作品を客観的に見るための方法も学ばないとですね。

 

あまり反省とは関係ない思考の癖の話なんですが、私乙女ゲーもギャルゲーもBLゲーも一切やったことがなくて、RPG等でも毎回善人の選択肢をとってしまうんですね。ひねくれた人間なのに。

虚構の世界でさえも善人と思われないと気が済まないというのが何かヒントになりそうな気がします。正しいのは強いし憧れるけど、そうじゃない選択肢をとったら何が起こるのか、それを考える必要があるのではないかと…。

 

思い立ったようにBL創作を始めて数ヶ月で数万字の物語が書けるようになったのだから、それは良いとして。

強い物語と強い人間を書けるように頑張ります。