描いて書いてます

『人魚の唇のほどき方』、奇特にもお気に入りして下さっている方々には更新が停滞していることをお詫びします。

1週間で1話とか幻想でしたわ……

 

というのも現在新しい小説を書き始めまして、

PCが触れる時は漫画を、触れない時はスマートフォンで小説を、というような感じで同時並行しております。

 

新しい小説も人魚伝説ベースで書いています。

オメガバース、それも「登場人物と舞台となる土地に第二の性の知識がない」状態のオメガバースです。

この設定、以前別サイトで書いて気に入っているのですが、今や流行から定着フェーズに移行したオメガバースならばこう言った趣向も許されるだろうと甘い目算から再び使用しています。

こういうの既に呼び名があるのでしょうか? 勝手に「潜在オメガバース」と呼んでいます。

Ω、α、β、ヒート、ラット等に代わる用語の置換もありません。

 

特に「Ωへの風当たりがきつい」「権力勾配が一定」などの状況を排除するために有効な設定だと考えています。あとはオメガバース文化の成熟による、「わかる人にはわかる」構成が実現可能であると判断したためでもあります。

「登場人物は知らないけれど読者には分かる」って構造、私は好きなので、これから読んでくださる人にも楽しんで頂けたらいいなと思います。

 

舞台は中世日本の漁村。中世日本って範囲広いですが……

攻めを漁師に設定したものだから書いては資料を確認して、でなかなか……結局進み方はいつもと同じなのですが。

最近個人的にちょっと悲しいことがあったせいか文字を書くモチベーションがいつもより高い気がします。

フラストレーションがモチベーションの人間あるあるですよね。

 

今は中世日本の和船について調べていて、その歴史の深さに恐れ慄いているところです。

どう少なく見積もっても5、6人いないと漁が出来ない、この船の大きさと漁の規模。魚の販路が鎌倉時代とか室町時代には確立してたっぽいので、そりゃ大きな船が必要ですよね。

とにかく攻めが漁に出ないと展開が進まないんですよこのBL小説は!!

このパターン前にもやった気がします。以前は「エクソシストがこっくりさんを祓わなきゃBL展開に突入できない」だったんですよね……だって生き死にの方が優先度高いですもんね!(シングルタスクの人間)

 

日本昔ばなし的なものには小舟で沖に出る漁師のイメージが結構あったような気がするんですけどね。船幽霊とか。自分で書くとなると難しいです……

とりあえず曖昧な時代設定とファンタジーという強みを生かして、伝馬船に似た船を作る技術があったことにして攻めが一人でも漁に出られるようにしようか、みたいな姑息なことを考えています。

 

タイトルも題材も流行りに乗ってみたのに結局そこら辺が世間に阿りきれてないですね。

いいと思うんだけどな︎〰︎〰︎!! 日本各地の人魚伝説とコズミックホラーとBLの組み合わせとか私的には……最高に燃えます……

 

 

そんなわけで、同時並行でやっておりますがどちらもなるべく早いうちに発表できればいいなと思います。

お休みなさい