メランコリック…ってほど重症ではないけれど…(笑)

気温が下がると、気持ちもちょっとひんやりしがちですよね。

今朝の私もそんな感じで…(笑)

あ~、もう年を取ったな~。と、しみじみ感じて、心がひんやりしてしまいました…。

年を取ると、感動が減るというのは薄々(?)知っていたし、いつか自分もそうなるのかなあとは思っていました。一方で、趣味とは言え、細々と創作活動をしている以上、そうは成りたくないなあとも思っていました。

 

年を取ると、それだけ経験値は上がります。

旅行したり、読書をしたり、映画やドラマや舞台や…そういう物を見たり、観たり、美味しい物を食べたり、音楽も、スポーツも、とにかく楽しい事を経験して、それはそれで幸せだと思ってます。

半面で、イヤな事、悲しい事、も経験してしまう訳ですが、それもまた私という人間を形成するのに必要だったと思えるのも、年を取ったせいだと思います。

 

こんな風に言うのも、最近のドラマとか映画とか(ほぼネット配信作だけど)観ても、小説やマンガを見ても、若い頃に比べると「感動する」ことが減ったな~と、自覚することが増えたのです。

 

最近は海外(台湾、タイ、中国)のBLとかブロマンスドラマにハマってるわけですけど…。

お気に入りの俳優とか設定とかに「キャ~♪」とか「キュン♡」とかはします。でも、若い頃に比べると、没入できなていな自分に、客観的に気付いてしまう…もしくは、気付かされてしまうのです。

同じドラマのファンの人の没入ぶりとかに、若い頃の自分なら同調できたのにな~と思いつつ、今はどこかちょっと冷ややかになってしまう…。

 

というのも、何を見ても「あ~。これって昔見た映画と似てる」「こういうドラマ、昔もあった」「これと似たようなマンガ読んだな~」みたいなことが多いのです。

 

最近ヒットした、某京劇のブロマンスドラマでも、映像の美しさ、俳優のレベルの高さなど感動する点は確かに多かったのですが、ストーリー自体は「この時代の京劇を舞台にした物語なら、そりゃこんな感じやんな~」と妙に白けてしまいました。

過去の映画、マンガ、小説、に加え、歴史的事実を知っているからこその感想だと自分でも思います。

それらの蓄積が自分だし、そこは否定しようがないとは思います

でも、何も知らなければ、もっと感動できたのにな~と、ちょっと寂しい気がしました。

 

このサイトでも、たま~に他の方の作品を読ませていただきますが、2つの理由で最後まで読めないものがあります。

1つは国語的な事。文体、文章表現が苦手な物は、生理的に合わないんだから、もうこれは仕方ないと思います。私以外の方もそうでしょう。

もう1つは、要するに「既視感」です。前に観たドラマと似てる~。昔読んだマンガに似てる~。って感じでガッカリして先が読めなくなるんです。それは決して「パクリ」ということでは無く、所詮人間が思いつくことなんて似たようなこと、と、いうレベルなんですけど…。知らなければ、もっと楽しめたのに~、とガッカリすることが多々あります。

 

何が残念って、昔観たモノ、読んだモノに比べて、似たような設定、似たようなストーリーであっても、それ以上の物にまず出会えないこと。多分、若い頃の感性の問題でしょうけど、(私にとって)過去の経験を超える作品に出会うことは、まずないです。

 

若い方に言っておきます(笑)

なるべく若いうちに、「上質」なドラマや映画や、本(小説、ノンフィクション、マンガ含む)やその他の経験をしておきましょう。年を重ねれば、イヤでも経験は増えます。それは「質」ではなく「量」です(笑)

 

とか言いながら、基本的にこのサイトに限らず、BL小説は昔ほど読まなくなりました。BLドラマやBLマンガはまだ受け入れられるのですが、BL小説は昔、買い漁った同人誌とか単行本があれば満足。それ以上に読みたいものが見つからないし、これは!と思ってもやはり昔ほど琴線に触れないし、やっぱり自分の好みのものは自分で書いた物が一番好きだし…。それで誰に迷惑を掛けているわけじゃないし、ま、いいか~。

これって、昔は良かった、っていう年寄りの繰り言か、今どきの若い者は、っていう愚痴ですよね…(笑)

 

最後に…。

翻って、自分の書いている物も、他の人から見れば、どこかで見たような陳腐な話だと思われていることでしょう(笑)それでも書かずにはいられない、業の深い人間です…。

 

日曜の昼下がりになにやってるんだろ…。

 

 

追記:

BL小説は読まないけど、普通の小説は新しい物も読みますよ(笑)昔ほどは読めないけど…。