「幸福論」(十三)見積もり

 幸に会いたいと言う客の元に、恵は息子の幸を連れていく。

 

第二章
 店が潰れて、幸は逃げ場がなくなった。
 母親は仕事に忙しく家庭を顧みる余裕がない、父親は酔って帰っては幸に暴力を振るう。
 家庭は機能しなくなっていたが、幸は元の暖かな家庭に戻ると信じて疑わなかった。

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