「幸福論」第二章(十五)

 幸は母親を守る為、つらい事にも堪えて、必死で頑張った。

 

 

第二章
 店が潰れて、幸は逃げ場がなくなった。
 母親は仕事に忙しく家庭を顧みる余裕がない、父親は酔って帰っては幸に暴力を振るう。
 家庭は機能しなくなっていたが、幸は元の暖かな家庭に戻ると信じて疑わなかった。

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