春庭(J55)参加いたします/「おとなりのかぼすさん」に関するお知らせ

お久しぶりです。
更新が滞っていますが。

すみません。

 

3/10 J.GARDEN55にサークル参加します。
完売になっていた「アルファとオメガの向こう側」と「彼と彼らのトライフル」を再販します。

そして新刊も出します。「おとなりのかぼすさん」を改題して「ビューティフル・ネーム」。誤字脱字、言い回し等の修正を施しましたが、基本こちらで公開している内容と同じです。
つきましては、fujossyの「おとなりのかぼすさん」を今月いっぱいで非公開とさせていただきます。たくさんいただいていたコメントもすべてスクショをとり、大切に保管させていただきます。

「おとなりのかぼすさん」は「その恋の向こう側」のスピンオフ作品で、主人公のかぼすさんこと慧樹は本編ではモブキャラと言っていいぐらいの出番の少なさです。でも、彼の人生においては彼が主人公。自己肯定感が低くて、ともすれば自分が主役のはずの物語でも端役になってしまいそうな性格の彼を、「主役・三代川慧樹」として、舞台の中央に立たせたかった。それが執筆動機でした。これは自己肯定の物語なのです。

さて、「その恋~」のスピンオフを同人誌化するのは、「アルファとオメガの向こう側」「終の棲家・喫煙室」に続き、これが三作目です。スピンオフでない本編を紙の本にしたい気持ちはもちろんあって、ただこの長大な、そして未完の作品を物理としての紙本にするにはいくつかの関門があり、今すぐどうこうはできません。書き始めてから7年が経過し、その間にも社会の価値観が変わってきていることもあり、ある種の描写は大幅に書き換えることになるだろうとも思っています。とは言えどうしたってピンポイントな「ある時代」に固定せざるを得ないのですが、それでもできる限りの「最適化」は心掛けたいと考えています。というわけで、本編についての同人誌化についてはどうぞ気長にお待ちいただければ幸いです。

和樹「ていうか、本編の続き早よ」
涼矢「だよな。本当ならいいかげん俺だって弁護士になってていいぐらいの時間経過」
和樹「俺だって教師生活始まってそれなりに経ってていいはず」
涼矢「部活の顧問とかやってるよね」
和樹「やってるだろうな」
涼矢「水泳部……?」
和樹「そりゃそうじゃね?」
涼矢「男子高校生の水着姿を間近に……? いや、それダメ絶対」
和樹「ダメ絶対ゆうても俺が決めることじゃないから。あ、それに水泳部は夏季しか活動しないパターンもあるから、顧問掛け持ちもありうるな。バレー部とかいいな。『ハイキュー!!』みたいにさ」
涼矢「いや、短パンだからそれもダメ。腹チラとかもあるし。えっと、ほら、鉄道研究会とか茶道部とか、そういうのにしなさい」
和樹「しなさいじゃないんだわ、なんだよ短パンNGってよ。若い男の教師なんか運動部の顧問やらされるに決まってんだろ」
涼矢「じゃあフェンシング部とか」
和樹「あからさまに肌の露出の少ないスポーツ選んでんな。そんないかがわしい目で俺を見てんのおまえだけだっつの」
涼矢「あたりまえだ、俺以外にそんな奴いたらころ……いや、社会的に抹殺してやる」
和樹「言い直したところで全面的にアウトな発言だからな。あんまりそういうこと言ってるといろいろ規制かかって同人誌にもできなくなるぞ」


そうですよ、やめてください。