【作品紹介】ベイビーダーリン ~スパダリ俳優は、僕の前でだけ赤ちゃん返りする~

こんにちは!粗々木くうねです。
新作BL小説「ベイビーダーリン ~スパダリ俳優は、僕の前でだけ赤ちゃん返りする~」を公開します。
前作「君とダビデに恋してるっ」より少し長めの全15回予定。ゆっくり楽しんでいただけたら嬉しいです。

【どんなお話?】

「人気俳優の彼は、僕の前でだけ赤ちゃんに戻る。」

ステージの上では完璧で頼もしいのに、疲れたら無垢な“赤ちゃん”みたいに甘えてくる朝比奈 レン(24歳、硬派な国民的俳優)。それを優しく受け止める恋人、小鳥遊 椋(24歳、元保育士)。

その弱さも全部、愛おしくてたまらない──。
今日も、レンを癒やす“二人だけのルーティン”が始まります。


テーマ「ただ、あなたが“あなた”でいられる場所。」

この作品は、大昔に書いた二次創作をベースに作り直したものです。
当時はセックスシーンがうまく書けず挫折してしまいましたが、今回は最後まで書き切ることができました。

きっかけは、テレビで見たある俳優さん。
仕事にとてもストイックな姿を見て、「この人にはちゃんと甘えられる場所があるのかな」と感じたのが始まりです。
日々、人目にさらされ、清廉潔白でいなければならない──そんな環境は、きっと心をすり減らします。
もちろん実際は息抜きもしているはずですが、もしその“甘えられる場所”が唯一無二の恋人だったら…。
そんな妄想を、小説にしました。

【モチーフと話の構成】

テーマソングは、昔の曲ですが岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」。

"この都会(まち)は 戦場だから
男はみんな 傷を負った戦士
どうぞ 心の痛みをぬぐって
小さな子供の昔に帰って
熱い胸に 甘えて"

レンにとって、いつだって帰る場所は椋。
物語は、

1.レンを甘やかす日常
2.ふたりの過去
3.翌日、大人に戻ったレンと椋の甘い時間
…という流れで進みます。

翌日まで恋人らしいシーンはお預けですが、その分、ふたりの温かなやりとりをたっぷり味わっていただければと思います。